インターネット接続系とLGWAN接続系のファイル授受をどうする?!

インターネット接続系とLGWAN接続系のファイル授受をソリトンのFileZenというソリューションで行おうと計画しています。(呼び方がCitrixのXenと被ってたまに混乱しますが、、、なんだか禅というのは色々と利用されるような気がします。以前評判の良かったMP3プレーヤーもXenという名称でした かなり脱線です。)

一長一短あると思うので纏めてみました。

ちなみにFileZenの製品説明リンクです。(分かり易く纏められています。)
http://www.soliton.co.jp/products/category/solution/separate_network.html

FileZen評価の纏め

 

<良いポイント>

・製品の実績値
この製品は元々メールの大容量ファイル転送サービスで利用されていたようです。それを応用して安全なデータファイルの受け渡しといった製品に仕立てています。よって、製品としては完成されている事がいえるといえます。今回の強靭化案件で儲けようと考えて突貫で作ったものではない点が評価できます。自治体の事業で実際に導入して動かないでは済まされませんし、とにかく今年度中にインターネットを分離しなくてはならないのです。

・承認機能
データの受け渡しは無制限に行って良いわけではありません。上司の承認は総務省の要件となっています。FileZenはこの機能を網羅しています。

・ブラウザ対応
FileZenはブラウザからアップロードとダウンロードができます。フォルダへ置く事や専用のアプリが必要とあっては管理が大変で、なによりも環境依存が生じます。

<悪いポイント>

・総務省のお墨付きがない
総務省としては、データの授受をUSBメモリを使って行えといった指針を出しており、この方法と合致しません。そもそも中間サーバ的な扱いで本当にこれでOKなのかと自分としても不安感があります。しかし、実務を考えるとFileZenを選択せざるをえないといったところです。

・ファイルの無害化機能がない
FileZenにファイルが入った時点でパターンマッチングによるウイルスチェックは走ります。しかし、サンドボックスの様なもので無害化されるわけではありません。この機能が入れば完璧だと思うのですが、、、おしいです。

ネットワーク分離におけるFileZenの利用はダメって!?

コメント

コメントする

目次