EaseUSのLockMyFileを徹底レビュー|効率的に機密データを安全に管理しよう

昨今の大量データ社会においては、機密情報の漏洩による事件が後を絶ちません。そんな中EaseUSから機密データのロック・保護からトラッキングそして完全なデータ削除が可能なEaseUS LockMyFileがリリースされました。本記事では使い勝手を中心に徹底レビューをしています。

目次

ファイルやフォルダを完全に隠す

LockMyFileでは、ファイルやフォルダを完全に第3者からは見れないように隠すことができます。

実際に、ファイルを隠してみます。

LockMyFileの左メニューから「隠す」を選択します。

右メニューの「ファイルを隠す」を選択します。フォルダを隠したい場合は「フォルダを隠す」を選択、同様にドライブを隠す場合は「ドライブを隠す」を選択します。

隠したいファイルを選択します。

以下のように「隠し」状態になったファイルやフォルダが一覧で表示されます。

ファイルが隠れたか確認してみます。エクスプローラーの表示で「隠しファイル」にチェックを入れているのに先ほど選択した「TEST1.PDF」というファイルが表示されていません。驚きです。

隠したファイルを再度表示させる場合は、「隠しデータを表示」を選択します。

すると隠れファイルが表示されます。

ファイルを右クリックすることでアプリを起動することなくファイルを隠すこともできます。こちらの方が楽ですね。

ファイルやフォルダにパスワードを設定

LockMyFileでは、ファイルやフォルダにパスワードを設定することができます。

ファイルにパスワードをかけてみます。

LockMyFileの左メニューから「ロック」を選択します。

右メニューの「ファイルをロック」を選択します。フォルダを隠したい場合は「フォルダをロック」を選択、同様にドライブを隠す場合は「ドライブをロック」を選択します。

隠したいファイルを選択します。

以下のようにパスワード設定されたファイルやフォルダが一覧で表示されます。

パスワードを設定したファイルを開くと以下のようにパスワードを求められます。

パスワード設定を解除するには、解除したい対象のファイルを選択して「ロックを解除」を選択します。

ファイルを右クリックすることでアプリを起動することなくファイルにパスワードを設定することができます。こちらの方が楽ですね。

ファイルやフォルダを読み取り専用にする

LockMyFileでは、ファイルやフォルダを読み取り専用にすることができます。閲覧するだけで書き込みができないということです。

ファイルを読み取り専用に変更します。

LockMyFileの左メニューから「保護」を選択します。

右メニューの「ファイルを保護」を選択します。フォルダを隠したい場合は「フォルダを保護」を選択、同様にドライブを隠す場合は「ドライブを保護」を選択します。

読み取り専用にしたいファイルを選択します。

以下のように「読み取り専用」状態になったファイルやフォルダが一覧で表示されます。

読み取り専用にしたファイルを開いてみます。Wordですが読み取り専用になっていました。

読み取り専用を解除するには、対象のファイルを選択して「保護を解除」を選択します。

ファイルを右クリックすることでアプリを起動することなくファイルを読み取り専用にすることができます。こちらの方が楽ですね。

ファイルやフォルダ操作のトラッキング

LockMyFileでは、ファイルやフォルダをトラッキングすることができます。

フォルダ内をトラッキングしてみます。

LockMyFileの左メニューから「モニタ」を選択します。

右メニューの「追加」を選択します。

トラッキングしたいフォルダを選択します。ファイルでも可能です。

指定したフォルダのログが取得できました。出力ボタンからファイルとしてエクスポートも可能です。

トラッキングする内容を変更するには「詳細設定」を選択します。

除外設定や、トラッキング内容を指定することができます。

USBメモリ内のファイルやフォルダへの対応

LockMyFileの凄いところは、USBメモリ内のファイルやフォルダに対しても隠しファイルやロックの設定が可能です。左メニュー内の外付けメディアから設定が可能

共有フォルダ上のファイルやフォルダへの対応

共有フォルダについては、ロックだけが可能です。左メニューの共有フォルダのロックから共有フォルダ上のファイルやフォルダを選択します。

exe形式かgfl形式への暗号化

LockMyFileは暗号化にも対応しています。

左メニューの「暗号化」を選択して暗号化対象のファイルかフォルダを選択します。

取り込んだファイルまたはフォルダを選択して、gflに暗号化かexeに暗号化の何れかを選択します。

暗号化後のファイルの保存場所を指定すると暗号化解除のパスワードの入力が求められます。

暗号化後のファイルを実行してみます。パスワードを求める画面がでてきますので、先程設定したパスワードで復号を行います。

アプリからではなく、ファイルやフォルダを直接暗号化することも可能です。

安全にデータを削除

実はデータを削除してもソフトを利用すると復元ができます。復元ができないように跡形もなくデータを削除する機能がLockMyFileにはついています。

左メニューの「安全削除」を選択して右メニューから安全に削除した対象のファイル・フォルダ・ドライブを選択します。

以下はファイルを選択した例です。

削除対象のデータを取り込んだら、安全に削除したいデータを選択して「安全削除」ボタンを押下してください

これで、複合ができなくなります。

復元できないトリックは詳細設定を見ると分かります。削除したディスク領域に空データを上書きしています。この回数を指定することが可能です。

まとめ

一通りEaseUSのファイルロックソフトを使ってみましたが、リリース間もないのですが一度もフリーズや予期せ挙動がなく安定していました。機能も豊富で例えば資産管理システムが入れられない環境で利用できたりと幅広く応用ができると感じました。

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