Windows 11のファイル履歴機能を活用すれば、以前のバージョンのファイルを簡単に復元できます。今回は、ファイル履歴の設定方法と、以前のバージョンのファイルを復元する手順をご紹介します。この方法を活用すれば、誤って上書きしてしまったファイルや消失したファイルも安心です。
ファイル履歴とは
ファイル履歴は、Windowsシステムで利用できるバックアップ機能のひとつです。定期的に指定したフォルダ内のファイルのバックアップを作成し、以前のバージョンのファイルを復元できるようにする機能です。データの損失や誤操作によるファイル上書きを防ぐために有効な方法とされています。
ファイル履歴の設定方法(Windows 11)
以下の手順で、ファイル履歴を設定できます。
1. 設定を開く
スタートメニューを開き、「設定」(歯車アイコン)をクリックします。
2. システムを選択
左側のメニューで「システム」をクリックします。
3. ストレージを選択
右側の画面で「ストレージ」をクリックします。
4. バックアップオプションを開く
「バックアップオプション」をクリックします。
5. バックアップ用のドライブを選択
「バックアップ用ドライブを追加する」の下にある「+」をクリックし、バックアップ用のドライブ(外付けハードディスクやネットワークドライブなど)を選択します。
6. バックアップ対象のフォルダを指定
「自動的にバックアップするフォルダを選択する」で、バックアップ対象のフォルダを指定します。
7. バックアップを開始
「バックアップを実行する」ボタンをクリックして、バックアップを開始します。
以前のバージョンのファイルを復元する方法(Windows 11)
ファイル履歴が有効になった後、以前のバージョンのファイルを復元するには以下の手順を行います。
1. 復元したいファイルがあるフォルダを開く
エクスプローラーで、復元したいファイルがあるフォルダを開きます。
2. ファイルを右クリックして以前のバージョンを選択
ファイルを右クリックし、「以前のバージョンを復元」を選択します。
3. 利用可能なバージョンのリストから復元するバージョンを選択
利用可能なバージョンのリストが表示されます。希望するバージョンを選択し、「復元」ボタンをクリックします。
これで、以前のバージョンのファイルを復元できます。ファイル履歴機能を利用することで、誤って上書きしてしまったファイルや消失したファイルも簡単に復元できるため、安心です。
まとめ
今回は、Windows 11のファイル履歴機能を利用して、以前のバージョンのファイルを簡単に復元する方法をご紹介しました。ファイル履歴の設定方法と復元手順を活用すれば、データの損失や誤操作によるファイル上書きを防ぐことができます。ぜひ活用して、大切なファイルを守りましょう。
コメント