Windows 11 22H2を使用する中で、.txtファイルがメモ帳で開けなくなる問題に遭遇した人は少なくないでしょう。この記事では、この問題の原因と具体的な解決方法を詳しく解説します。さらに、Windowsを安全に使うための一般的な推奨事項もご紹介します。
問題の核心:.txtファイルがメモ帳で開かない
Windows 11 22H2ユーザーの中には、.txtファイルをダブルクリックしてもメモ帳が開かず、メモ帳を開いてから.txtファイルをドラッグ&ドロップしなければ開けないという問題に直面している人がいます。さらに、.txtファイルのアイコンが無地の白紙で、従来のメモ帳のノート用紙のアイコンではなくなっているという状況も報告されています。
解決方法を探る
この問題には3つの解決方法が提案されており、それぞれに対応する具体的な手順が存在します。
選択肢1:メモ帳アプリだけを使う(標準)
特に問題がなければ、これが推奨される選択肢です。メモ帳アプリはWindowsの標準機能として提供されており、最もシンプルで安全な方法です。
選択肢2:メモ帳プログラムだけを使う(自己責任)
Windows 11 22H2で.txtファイルがメモ帳で開けなくなる問題に対処するために、以下の手順で「メモ帳プログラムだけを使う」設定にすることができます。ただし、Windowsのレジストリを変更することはリスクがあるため、慎重に行ってください。
[メモ帳プログラム]はサードパーティー制のアプリのことです。
メモ帳アプリをアンインストールするには、スタートメニューを開き、「設定」をクリックします。次に「アプリ」を選択し、「インストールされているアプリ」をクリックしてメモ帳を検索ます。
[・・・]をクリックして[アンインストール]を選択します。
Windowsの検索ボックスに「regedit」と入力してOKをクリック
検索ボックスは、Windowsキー+Rキー で表示される
レジストリエディタで、以下のパスに移動します。 HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Applications\notepad.exe
もしこのキーが存在しない場合は、それを作成する必要があります。
作成する方法を表示する場合はクリック!!
もし HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Applications
が存在しない場合は、必要に応じてそれを手動で作成することもできます。以下は、その手順です。
- レジストリエディタを開く: Windowsの検索ボックスに「regedit」と入力し、結果に表示される「レジストリエディタ」をクリックします。Windowsのユーザーアカウント制御ダイアログが表示された場合は、「はい」をクリックして続行します。
- 適切な場所に移動: レジストリエディタで、以下のパスに移動します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes
- 新しいキーを作成:
Classes
を右クリックし、コンテキストメニューから「新規」 > 「キー」を選択します。新しいキーに「Applications」という名前を付けてください。 - さらなる新しいキーを作成: 今作成した
Applications
キーを右クリックし、「新規」 > 「キー」を選択し、「notepad.exe」と名付けます。
これで、HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\Applications\notepad.exe
が作成されました。
ただし、Windowsのレジストリを手動で変更することは非常にリスキーな操作であり、誤った変更はシステムに深刻な問題を引き起こす可能性があるため、十分な注意が必要です。この操作に不安がある場合は、専門家の助けを求めることを検討してください。
上記のパスに移動したら、右側のペインで「noopenwith」を探します。見つかったら、それを右クリックし、「削除」を選択します。
レジストリの変更が適用されるように、コンピュータを再起動します。
コンピュータが再起動したら、.txtファイルを右クリックし、「プログラムから開く」を選択して、メモ帳プログラムを選択します。
これにより、.txtファイルはメモ帳プログラムで開くようになります。
Windows使用時の一般的な推奨事項
さて、この問題を解決するだけでなく、Windowsを使用する際には以下の一般的な推奨事項も頭に入れておきましょう。
- サインインができなくなった際に備え、予備のローカル管理者アカウントを作成しておく。
- 「Microsoft アカウントにWindows Hello サインインを要求する」をオフにする。これにより、サインインができなくなるリスクを減らすことができます。
- BitLockerなどのデバイス暗号化が有効な場合、回復キーを取得し保存しておく。
- Microsoftアカウントの回復用コードを取得しておく。
代替テキストエディタの活用
もし、メモ帳以外のテキストエディタを利用することに興味がある場合は、Notepad++やVisual Studio Codeなどがお勧めです。これらは機能が豊富で、多くのプロフェッショナルに支持されています。
まとめ
Windows 11で.txtファイルがメモ帳で開けなくなる問題は、上記の方法で解決が可能です。注意深く対応し、さらにWindows使用時の一般的な推奨事項を実践することで、快適なコンピューティング環境を維持しましょう。また、代替のテキストエディタを探るのも良い選択肢です。
コメント
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スタートメニュー内、すべてのアプリで「メモ帳」を右クリックから 詳細→アプリの詳細 と進んで「修復」を行えば正常に使えるようになることがあります。