Windowsコマンドプロンプトの「del」コマンド徹底解説：オプション、使用例、トリック

Windowsのコマンドプロンプトでファイルを削除するには「del」（delete）コマンドが一般的に使用されます。この記事では、delコマンドの基本形から各種オプション、そして具体的な使用例までを細かく解説します。

基本的な「del」コマンド

「del」コマンドの基本的な形式は以下の通りです。

del ファイル名

この基本形を用いれば、指定したファイルを削除することができます。

基本形の使用例

「example.txt」という名前のファイルを削除する場合、以下のようにコマンドを入力します。

del example.txt

「del」コマンドのオプション

/P オプション：削除前に確認

このオプションを使用すると、ファイルを削除する前に確認メッセージが表示されます。

del /P ファイル名

具体例

del /P example.txt

上記のコマンドを実行すると、「example.txtを削除しますか？」という確認メッセージが表示されます。

/F オプション：読み取り専用ファイルも削除

読み取り専用属性が設定されたファイルでも、このオプションを使って削除できます。

del /F ファイル名

具体例

del /F readonly.txt

このコマンドは、読み取り専用の「readonly.txt」も削除します。

/S オプション：サブディレクトリ内のファイルも削除

このオプションを使用すると、指定したディレクトリとそのサブディレクトリ内のファイルも削除します。

del /S *.txt

具体例

このコマンドを使うと、カレントディレクトリとそのすべてのサブディレクトリ内の「.txt」ファイルを削除します。

/Q オプション：確認なしで削除

このオプションを使うと、削除の確認が不要になります。

del /Q ファイル名

具体例

del /Q example.txt

このコマンドは、「example.txt」を確認なしで削除します。

まとめ

「del」コマンドは、Windows環境でのファイル削除に非常に便利なツールです。各種オプションを駆使することで、より高度なファイル操作も可能になります。