PowerShellのGet-NetIPAddress
コマンドは、IPアドレスに関連する情報を取得する際に使用されます。このコマンドは、Windowsのネットワーク設定を調べたり、トラブルシューティングをする際に非常に有用です。この記事では、Get-NetIPAddress
コマンドの基本的な使い方と5つの具体的な利用例を詳しく解説します。
Get-NetIPAddressコマンドの基本
Get-NetIPAddress
コマンドは、ローカルコンピュータまたはリモートコンピュータのIPアドレス情報を取得するためのコマンドです。これにより、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどの情報を手軽に調べることができます。
具体的な利用例
1. 全てのIPアドレス情報を取得する
コード
Get-NetIPAddress
説明
このコードは、システム上の全てのネットワークインターフェースに割り当てられているIPアドレス情報を取得します。
利用シーン
一般的なネットワーク診断や初期設定の確認に使います。
2. IPv4のみの情報を取得する
コード
Get-NetIPAddress -AddressFamily IPv4
説明
-AddressFamily
オプションを使って、IPv4アドレスだけをフィルターして取得します。
利用シーン
IPv4の設定やトラブルシューティングに特化して作業をする際に使用します。
3. 特定のネットワークインターフェースの情報を取得する
コード
Get-NetIPAddress -InterfaceAlias 'Wi-Fi'
説明
-InterfaceAlias
オプションを使用して、特定のネットワークインターフェース(この例では「Wi-Fi」)のIPアドレス情報を取得します。
利用シーン
Wi-Fi接続が不安定な場合や、特定のネットワークインターフェースに問題があると疑われる場合に使用します。
4. サブネットプレフィックスの長さを確認する
コード
(Get-NetIPAddress -InterfaceAlias 'Wi-Fi').PrefixLength
説明
このコマンドは、特定のネットワークインターフェース(この場合は「Wi-Fi」)のサブネットプレフィックスの長さ(サブネットマスク)を取得します。
利用シーン
ネットワークのサブネット設定を確認または変更する必要がある場合に使用します。
5. デフォルトゲートウェイを確認する
コード
(Get-NetIPAddress -InterfaceAlias 'Wi-Fi').NextHop
説明
このコマンドは、指定したネットワークインターフェース(この例では「Wi-Fi」)のデ
フォルトゲートウェイを取得します。
利用シーン
ルーティングの問題を診断する際や、デフォルトゲートウェイの設定を確認する場合に使用します。
まとめ
Get-NetIPAddress
コマンドは、IPアドレスに関する情報を簡単に取得することができる便利なツールです。上記のように多様なオプションを使って、特定の情報だけを抽出することも可能です。このコマンドを使いこなせば、ネットワークの設定やトラブルシューティングがぐっと容易になるでしょう。
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