Windowsコマンドプロンプトでのネットワーク隔離方法

Windowsのコマンドプロンプトは非常に強力なツールで、様々なシステム操作を行うことが可能です。この記事では、Windowsコマンドプロンプトを使用して一時的にネットワークの隔離を行う方法について詳しく解説します。具体的なコード例とその解説、応用例を含めています。

ネットワーク隔離とは

ネットワーク隔離とは、一時的にあるコンピュータを外部のネットワークから切り離すことを指します。これにより、システムの安全性を高めたり、一時的なメンテナンス作業を行う際に他のシステムに影響を及ぼさないようにするための手段として使用されます。

コマンドプロンプトを使用したネットワーク隔離の基本的な方法

以下は、Windowsのコマンドプロンプトを使用して、ネットワーク接続を一時的にオフにするコードです。

netsh interface set interface "接続名" admin=disable

このコードでは、`接続名`の部分に切断したいネットワーク接続の名前を指定します。例えば、接続名が「Wi-Fi」の場合、以下のようになります。

netsh interface set interface "Wi-Fi" admin=disable

ネットワーク接続の再開

ネットワーク接続を再開する場合は、以下のコードを使用します。

netsh interface set interface "接続名" admin=enable

応用例

1. 一定時間後にネットワークを再接続

ネットワークを一時的に切断し、指定した時間後に再接続する例です。

netsh interface set interface "Wi-Fi" admin=disable
timeout /t 秒数
netsh interface set interface "Wi-Fi" admin=enable

2. 特定のアプリケーションの実行中のみネットワークを切断

例えば、オフライン環境でのみ動作するソフトウェアのテスト時などに使用できます。

netsh interface set interface "Wi-Fi" admin=disable
start /wait アプリケーションのパス
netsh interface set interface "Wi-Fi" admin=enable

3. バッチファイルによる操作

ネットワークの切断や再接続を簡単に行うためのバッチファイルを作成します。

@echo off
echo ネットワークを切断します。
netsh interface set interface "Wi-Fi" admin=disable
pause
echo ネットワークを再接続します。
netsh interface set interface "Wi-Fi" admin=enable

4. 複数のネットワーク接続を一度に切断

LANとWi-Fiの両方を一度に切断する場合の例です。

netsh interface set interface "Wi-Fi" admin=disable
netsh interface set interface "LAN" admin=disable

まとめ

Windowsのコマンドプロンプトを使用すると、簡単なコマンドでネットワークの隔離や再接続を行うことができます。上記の応用例を参考に、日常の作業やシステムのメンテナンス時に活用してみてください。