Windowsコマンドプロンプトを活用した不要なフォントの削除法

Windowsのシステムには多数のフォントがプリインストールされており、中には日常的に使わないものも含まれています。これら不要なフォントを削除することで、システムのパフォーマンスをわずかに向上させることができる場合があります。この記事では、コマンドプロンプトを使用して不要なフォントを削除する方法を詳しく解説します。

目次

コマンドプロンプトとは?

コマンドプロンプトは、Windowsオペレーティングシステムにおいて、ユーザーがコンピュータにテキストベースの「コマンド」を入力して直接操作するためのインターフェースです。このコマンドは、特定の操作を行うための指示や命令をコンピュータに伝えるもので、ファイルの操作、システム設定の変更、ネットワークの管理など、様々なタスクを実行することが可能です。グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)の前身として、初期のコンピュータシステムで主に使用されていましたが、今日でも多くの専門家や上級ユーザーが高度なタスクを効率的に実行するためにコマンドプロンプトを使用しています。

不要なフォントを確認する

まず、システムにインストールされているフォントのリストを取得します。

cd C:\Windows\Fonts
dir

このコマンドで、Windowsのフォントフォルダ内のすべてのフォントが表示されます。ここで、不要と思われるフォントを確認してください。

フォントを削除する

不要なフォントを削除するには以下のコマンドを実行します。

del [フォント名].ttf

注意点

システムに必要なフォントを誤って削除しないように注意してください。誤って削除した場合、システムが正常に動作しなくなる可能性があります。

応用例

複数のフォントを一括削除

特定のプレフィックスやパターンに一致するフォントを一括で削除するには、以下のコマンドを利用します。

del [プレフィックス]*.ttf

フォントをバックアップしてから削除

削除前にフォントをバックアップする場合、以下のコマンドを使用します。

copy [フォント名].ttf C:\backup\
del [フォント名].ttf

特定の条件を満たすフォントのみ削除

ファイルサイズが特定のサイズ以上のフォントのみを削除する場合の例です。

for %%I in (C:\Windows\Fonts\*.ttf) do if %%~zI GTR 5000000 (del "%%I")

このコマンドは、5MBを超えるフォントを削除します。

削除したフォントのリストを作成

削除したフォントの名前をテキストファイルに出力する場合、以下の方法を使用します。

del [フォント名].ttf > deleted_fonts.txt

まとめ

不要なフォントの削除は、システムのパフォーマンスをわずかに向上させる方法の一つです。しかし、削除する際は注意が必要です。必要なフォントを誤って削除しないように、事前にリストアップやバックアップを行うことを推奨します。

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