Pythonのコレクション型(リスト、タプル、辞書、集合)は、プログラミングにおいて頻繁に使用されるデータ構造です。この記事では、それぞれのコレクション型の基本的な操作方法から、応用例に至るまでを詳しく解説します。具体的なコード例とその解説、応用例を含めています。
目次
基本的なコレクション型
Pythonには主に4つの基本的なコレクション型があります。
1. リスト(list)
2. タプル(tuple)
3. 辞書(dictionary)
4. 集合(set)
リスト(list)
リストは順序があり、変更可能なコレクションです。
基本操作
# リストの作成
my_list = [1, 2, 3]
# 要素の追加
my_list.append(4)
# 要素の削除
my_list.remove(1)
# インデックスで要素にアクセス
print(my_list[0]) # Output: 2
応用例1:リスト内包表記
# 0から9までの平方根を計算
squares = [x*x for x in range(10)]
print(squares) # Output: [0, 1, 4, 9, 16, 25, 36, 49, 64, 81]
応用例2:多次元リスト
# 2次元リスト
matrix = [[1, 2, 3], [4, 5, 6], [7, 8, 9]]
print(matrix[0][1]) # Output: 2
応用例3:リストのソート
# リストのソート
numbers = [4, 1, 9, 5]
numbers.sort()
print(numbers) # Output: [1, 4, 5, 9]
タプル(tuple)
タプルは順序があり、変更不可能なコレクションです。
基本操作
# タプルの作成
my_tuple = (1, 2, 3)
# インデックスで要素にアクセス
print(my_tuple[0]) # Output: 1
応用例1:複数の変数への代入
# 複数の変数への代入
x, y, z = my_tuple
print(x, y, z) # Output: 1 2 3
応用例2:関数の返り値として使用
def func():
return 1, 'a'
result = func()
print(result) # Output: (1, 'a')
まとめ
Pythonのコレクション型は非常に多機能であり、多くの場面で利用されます。基本的な操作から応用例までを理解することで、より効率的なコードを書くことが可能です。
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