この記事では、Pythonでの`while`ループを用いた条件に応じた繰り返し処理について詳しく解説します。具体的なコード例とその詳細な解説、さらには応用例を3つ以上ご紹介します。
目次
基本的なwhileループの構文
Pythonでの`while`ループは以下のような基本形になります。
# 基本形
while 条件式:
処理
whileループの基本動作
`while`ループは条件式が`True`である限り、ループ内の処理を繰り返します。
# whileループの基本動作
count = 0
while count < 5:
print(count)
count += 1 # count = count + 1 の略
ループカウンタの初期化
ループに入る前に、ループカウンタ(この場合は`count`変数)を初期化するのが一般的です。
条件式の評価
`while`ループは、条件式(この場合は`count < 5`)が`True`であれば、ループ内の処理を続行します。
ループ内でのカウンタ操作
ループ内でカウンタを操作(この場合は`count += 1`)して、いつかは条件式が`False`になるように設計することが重要です。
応用例
応用例1: 累計和の計算
1から10までの数値の累計和を計算する例です。
sum = 0
count = 1
while count <= 10:
sum += count
count += 1
print("累計和:", sum)
応用例2: 任意の回数の繰り返し
ユーザーから入力を受け取り、その回数だけ繰り返し処理をする例です。
times = int(input("繰り返し回数を入力してください: "))
count = 0
while count < times:
print(f"{count + 1}回目の処理")
count += 1
応用例3: フィボナッチ数列の生成
フィボナッチ数列を生成する例です。
a, b = 0, 1
while b < 100:
print(b)
a, b = b, a + b
まとめ
`while`ループは条件に応じて繰り返し処理を行う非常に強力な機能です。ただし、無限ループにならないように注意が必要です。この記事で紹介した応用例を参考に、独自の処理を実装してみてください。
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