Pythonは豊富なビルトインモジュールを備えており、これらのモジュールはPythonプログラミングの多くの側面を効率的に補完します。この記事では、Pythonのビルトインモジュールのインポートに焦点を当て、その使い方や応用例を紹介します。
目次
ビルトインモジュールとは
ビルトインモジュールとは、Pythonが標準で提供しているモジュールのことです。外部ライブラリをインストールする必要なく、すぐに使い始めることができます。
ビルトインモジュールの利点
– インストール不要で即使用可能
– Pythonコミュニティによって保守されている
– 幅広いプラットフォームで動作する
基本的なインポートの方法
Pythonでビルトインモジュールをインポートするには、`import`文を使用します。
一般的な形式
基本的なインポートの形式は以下のようになります。
import モジュール名
この形式を使うと、モジュール内の関数やクラスは「モジュール名.関数名()」のように呼び出すことができます。
例:mathモジュール
mathモジュールをインポートして、平方根を計算する例です。
import math
result = math.sqrt(16) # 平方根を計算
print(result) # 4.0 が出力される
ビルトインモジュールの一覧
Pythonには多くのビルトインモジュールがありますが、よく使われるものには以下のようなものがあります。
– math
– datetime
– os
– sys
– json
応用例
ここでは、ビルトインモジュールの応用例として、`datetime`モジュールと`json`モジュールを取り上げます。
datetimeモジュールで現在の日時を取得
import datetime
now = datetime.datetime.now()
print(f"現在の日時は {now} です。")
このコードは、`datetime`モジュールを使って現在の日時を取得します。
jsonモジュールでJSONデータのパース
import json
json_str = '{"name": "Alice", "age": 30}'
parsed_data = json.loads(json_str)
print(parsed_data["name"]) # Alice が出力される
このコードは、`json`モジュールを使ってJSON形式の文字列をPythonの辞書に変換します。
まとめ
Pythonのビルトインモジュールは多種多様で、多くの場面で役立つ機能を提供しています。基本的な使い方を理解した上で、具体的な応用例を試してみることで、より効率的なプログラミングが可能です。
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