この記事では、Pythonのビルトインパッケージと標準ライブラリの使用について詳しく解説します。具体的なコード例とその解説、応用例を含めています。
目次
ビルトインパッケージとは
ビルトインパッケージとは、Pythonをインストールする際に最初から含まれているライブラリのことを指します。これらは追加でインストールする必要がなく、import文で簡単に使用できます。
ビルトインパッケージの例
- math
- datetime
- json
標準ライブラリとは
Pythonの標準ライブラリは、標準で提供されるものの、利用する前にインポートが必要なパッケージです。
標準ライブラリの例
- os
- sys
- re
ビルトインパッケージの利用例
mathライブラリ
mathライブラリは数学的な計算を簡単に行うことができます。
import math
# 円周率
print(math.pi) # 3.141592653589793
# 平方根
print(math.sqrt(16)) # 4.0
補足事項
mathライブラリは高度な数学関数も多く提供していますが、基本的な関数も豊富に用意されています。
標準ライブラリの利用例
osライブラリ
osライブラリを使用すると、システム関連の操作が可能です。
import os
# 現在の作業ディレクトリを取得
print(os.getcwd())
# ディレクトリを作成
os.mkdir("new_directory")
応用例1:ディレクトリの一覧表示
# ディレクトリの一覧を取得して表示
for dirpath, dirnames, filenames in os.walk('.'):
print(f"Found directory: {dirpath}")
for filename in filenames:
print(f"\t- {filename}")
応用例2:環境変数の取得
# 環境変数を取得
print(os.environ.get('HOME'))
まとめ
ビルトインパッケージと標準ライブラリは、Pythonプログラミングで非常に便利なツールです。独自にパッケージをインストールする必要がない場合、これらを活用することで効率的にコーディングが行えます。
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