Pythonで正規表現を使ってHTMLとXMLをパースする方法

この記事では、Pythonで正規表現を用いてHTMLやXMLをパース(解析)する方法を詳しく解説します。具体的なコード例、その詳細な解説、さらには応用例も含めています。これにより、データ解析やWebスクレイピングなどの作業をより効率的に行うことができます。

目次

正規表現とは?

正規表現(Regular Expression)は、文字列の検索や置換を行うためのパターンを表す式です。特定のルールに基づいて、文字列内の特定の部分を照合したり、抜き出したりします。

正規表現の基本的な構文

Pythonで正規表現を使用するには、`re`モジュールをインポートする必要があります。以下の基本的な関数が提供されています。

  • re.match()
  • re.search()
  • re.findall()
  • re.finditer()
  • re.sub()

HTMLとXMLの基本

HTML(HyperText Markup Language)とXML(eXtensible Markup Language)は、マークアップ言語と呼ばれ、データを構造化するために使用されます。HTMLはWebページを作成するため、XMLはデータの保存や転送を目的としています。

HTMLとXMLの違い

HTMLはデザインやレイアウトに特化しているのに対し、XMLはデータを構造化することが主な目的です。XMLは自分でタグを定義できるので、より柔軟なデータ表現が可能です。

PythonでのHTML/XMLパースの基本

PythonでHTMLやXMLをパースする方法はいくつかありますが、正規表現を使用すると、高度なフィルタリングや検索が可能です。

[h3]基本的なパースのコード

import re
html_content = "My PageHello World!"
match = re.search(r'(.*?)', html_content)
if match:
    print("Title tag content:", match.group(1))

このコードでは、``タグと``タグに挟まれた内容を抽出しています。`match.group(1)`で抽出した内容が得られます。

コードの詳細解説

1. `re.search()`関数は、指定した正規表現パターンが最初にマッチする位置を返します。
2. `r’(.*?)‘`は、``と``に挟まれた任意の文字を非貪欲(最小マッチ)でマッチさせる正規表現です。
3. `match.group(1)`で、正規表現の1つめのカッコ内のマッチした文字列を返します。

応用例1:複数のタグを抽出する

html_content = "

paragraph1

paragraph2

paragraph3

" matches = re.findall(r'

(.*?)

', html_content) for match in matches: print("Paragraph content:", match)

この例では、`

`タグで囲まれた全てのパラグラフを抽出しています。

応用例2:XMLから属性を抽出する

xml_content = 'ToveJani'
match = re.search(r'', xml_content)
if match:
    print("Note date:", match.group(1))

この例では、`date`属性をXMLから抽出しています。

まとめ

正規表現を使うことで、PythonでHTMLやXMLを高度にパースすることができます。この知識を用いて、より複雑なデータ解析やWebスクレイピングに挑戦してみてください。

コメント

コメントする

目次