この記事では、SQLのSELECT文の基本構文について解説します。具体的なコード例とその詳細な解説、およびデータテーブルを用いた演習問題を含めています。
目次
はじめに
SQL(Structured Query Language)は、データベースから情報を取得したり操作するための言語です。その中でもSELECT文は、データベースから必要なデータを抽出する基本的な命令です。この記事でその基本構文をしっかりと理解しましょう。
SELECT文の基本形
SELECT文の最も基本的な形は以下のようになります。
-- 基本形
SELECT 列名1, 列名2, ... FROM テーブル名;
この基本形を用いると、指定したテーブルから特定の列を選択して結果を得ることができます。
具体的な例
以下は、”employees”テーブルから”first_name”と”last_name”を選択するSQL文の例です。
-- 具体的な例
SELECT first_name, last_name FROM employees;
WHERE句の使用
SELECT文にはWHERE句を用いて、条件を指定してデータを抽出することもあります。
-- WHERE句の使用例
SELECT first_name, last_name FROM employees WHERE age >= 30;
条件の種類
WHERE句では、比較演算子(=, <>, <, >, <=, >=)や論理演算子(AND, OR, NOT)を用いて、さまざまな条件を設定できます。
-- 複数条件の例
SELECT first_name, last_name FROM employees WHERE age >= 30 AND department = 'Sales';
演習問題
以下のテーブルを用いて、演習問題を解いてみましょう。
ID | Name | Age | Department |
---|---|---|---|
1 | John | 35 | Engineering |
2 | Jane | 28 | Sales |
3 | Alice | 24 | HR |
4 | Bob | 40 | Sales |
問題1
上記テーブルから、30歳以上の社員の名前(Name)と年齢(Age)を選択してください。
解答と解説
問題1のSQL文は以下のようになります。
-- 30歳以上の社員を選択
SELECT Name, Age FROM employees WHERE Age >= 30;
このSQL文によって、30歳以上の社員の名前と年齢が抽出されます。
まとめ
SQLのSELECT文はデータベースからデータを抽出するための非常に重要な命令です。基本形を理解するだけでなく、WHERE句を用いて条件を設定する方法も学びました。この知識を活かして、効率的なデータ操作を行いましょう。
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