この記事では、SQL(Structured Query Language)における「LEFT JOIN」の基本的な構文と使用例について詳しく解説します。LEFT JOINはデータベースの複数テーブルから情報を効率的に取得するための重要な手法です。本記事を通して、このテクニックをマスターしましょう。
目次
LEFT JOINとは?
LEFT JOINは、2つ以上のテーブルを結合する際に用いられるSQLの構文です。主に、主テーブル(LEFTテーブル)のすべてのレコードと、セカンダリテーブル(RIGHTテーブル)のマッチするレコードを取得します。
基本構文
基本的なLEFT JOINのSQL構文は以下のようになります。
SELECT column1, column2, ...
FROM table1
LEFT JOIN table2
ON table1.column_name = table2.column_name;
使用例
テーブルの構造
この例では、次の2つのテーブルを使用します。
社員テーブル(Employee) | 部署テーブル(Department) |
---|---|
ID, 名前 | ID, 部署名 |
サンプルデータ
それぞれのテーブルに挿入されているサンプルデータは以下の通りです。
社員テーブル(Employee) | 部署テーブル(Department) |
---|---|
1, 田中 | 1, 開発 |
2, 佐藤 | 2, 営業 |
3, 鈴木 | 3, 人事 |
LEFT JOINを使ったSQLクエリ
社員テーブルと部署テーブルをLEFT JOINするSQLクエリ例です。
SELECT E.ID, E.名前, D.部署名
FROM 社員テーブル AS E
LEFT JOIN 部署テーブル AS D
ON E.ID = D.ID;
実行結果
上記のクエリを実行すると、次のような結果が得られます。
ID | 名前 | 部署名 |
---|---|---|
1 | 田中 | 開発 |
2 | 佐藤 | 営業 |
3 | 鈴木 | 人事 |
まとめ
LEFT JOINはSQLで頻繁に使用されるテクニックの一つです。これを使うことで、主テーブルにある全てのデータと、マッチするセカンダリテーブルのデータを効率よく取得することができます。特に複雑なデータ分析やレポート作成においては、この機能の理解と活用が不可欠です。
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