この記事では、SQLでよく使用されるサブクエリにおいて、特に「リミット（LIMIT）」と「オフセット（OFFSET）」の使用例について深掘りします。実務で遭遇することが多いこの二つの機能は、データの取得範囲を狭めたり、ページングを効率よく行なったりする場面で非常に有用です。具体的な例とともに説明を進めていきますので、SQLのスキルアップを目指す方はぜひ参考にしてください。
目次
基本概念の確認
サブクエリとは、SQL文の中でさらに別のSQL文を実行することを指します。そして、リミットとオフセットは、そのサブクエリで取得するレコードの数やスタート位置を制御するための機能です。
リミット（LIMIT）とは
リミットは、SQLクエリの結果として取得するレコードの最大数を指定するためのキーワードです。
オフセット（OFFSET）とは
オフセットは、SQLクエリの結果として取得するレコードのスタート位置を指定するためのキーワードです。
サブクエリでのリミットとオフセットの基本形
サブクエリにおけるリミットとオフセットの基本形は以下のようになります。
SELECT * FROM (SELECT * FROM テーブル名 LIMIT 数値 OFFSET 数値) AS エイリアス;
この形式によって、サブクエリで取得したデータに対してさらにフィルタリングや操作を加えることができます。
具体的な使用例
商品テーブルからランキングを作成する例
例えば、あるECサイトの商品テーブルから売り上げランキング上位5商品を取得するケースを考えます。
| 商品ID | 商品名 | 売上個数 |
|---|---|---|
| 1 | りんご | 50 |
| 2 | バナナ | 40 |
| 3 | みかん | 30 |
上記のような商品テーブルがあった場合、次のようなクエリで売上個数の上位5商品を取得できます。
SELECT * FROM (SELECT * FROM 商品テーブル ORDER BY 売上個数 DESC LIMIT 5) AS ランキング;
まとめ
SQLにおけるサブクエリのリミットとオフセットは、特定の範囲のデータを効率よく取得するために非常に有用な機能です。この記事では、その基本的な形式と具体的な使用例を紹介しました。これらの機能をうまく使いこなすことで、より高度なデータ操作が可能となります。
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