この記事では、SQL(Structured Query Language)のDELETEステートメントの基本的な使用方法について解説します。データベースからデータを削除する必要がある場面では、このステートメントが頻繁に使用されます。実際のコード例と共に、各機能の詳細を解説していきます。
目次
DELETEステートメントとは
DELETEステートメントは、SQLにおいてデータベースから特定のレコードを削除するためのステートメントです。使用する際は、削除条件をWHERE句で指定することが一般的です。
基本構文
基本的なDELETEステートメントの構文は以下のようになります。
DELETE FROM テーブル名 WHERE 条件;
動作原理
DELETEステートメントが実行されると、指定されたテーブルからWHERE句に一致するレコードが削除されます。WHERE句を省略した場合、テーブル内の全てのレコードが削除されるため、注意が必要です。
具体的な使用例
基本的なDELETE
まずは、基本的なDELETEステートメントの使用例から始めます。
DELETE FROM 社員 WHERE 社員ID = 3;
上記のSQL文は、「社員」テーブルから「社員ID」が3のレコードを削除します。
実行前後のデータ
以下のテーブルは、SQL文実行前と実行後の「社員」テーブルの状態を示しています。
実行前 | 社員ID | 名前 |
---|---|---|
実行前 | 1 | 山田 |
実行前 | 2 | 佐藤 |
実行前 | 3 | 鈴木 |
実行後 | 社員ID | 名前 |
---|---|---|
実行後 | 1 | 山田 |
実行後 | 2 | 佐藤 |
まとめ
DELETEステートメントは、SQLでデータを削除する際に使用する非常に便利なステートメントです。しかし、WHERE句を適切に指定しないと、意図しないデータまで削除されてしまう可能性があるため、使用には注意が必要です。特に、WHERE句を省略してしまうと、テーブルの全データが削除されてしまうので、十分に注意してください。
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