この記事では、SQL(Structured Query Language)のVALUES句を使用した一括データ挿入方法について解説します。SQLでデータベースに情報を保存する際、一つ一つ挿入していくのは効率が悪い場合があります。そんなときに活用できるのが、VALUES句を使った一括データ挿入です。この記事ではその手法と具体的な例を交えてご紹介します。
目次
SQLとVALUES句の基礎知識
SQLはデータベースを操作するための言語であり、VALUES句はその中で特にデータ挿入に関わるキーワードです。基本的な形は以下の通りです。
INSERT INTO テーブル名 (列1, 列2, 列3, ...)
VALUES (値1, 値2, 値3, ...);
VALUES句の基本的な形式
VALUES句を使用する場合、基本的なSQLの構文は次のようになります。
INSERT INTO テーブル名 (列名1, 列名2, ...)
VALUES
(値1_1, 値1_2, ...),
(値2_1, 値2_2, ...),
...
(値N_1, 値N_2, ...);
一括データ挿入のメリット
一括でデータを挿入することにはいくつかのメリットがあります。
効率性
複数のデータを一度に挿入できるので、DBへのアクセス回数が減ります。
パフォーマンス
少ないクエリで多くのデータを処理できるので、システムのパフォーマンスも向上します。
具体的な例
実際にVALUES句を使用した一括データ挿入の例をご紹介します。
テーブルの作成
例として、次のような「商品」テーブルを作成します。
ID | 商品名 | 価格 |
---|---|---|
1 | りんご | 200 |
2 | バナナ | 100 |
一括データ挿入のクエリ例
INSERT INTO 商品 (ID, 商品名, 価格)
VALUES
(3, 'みかん', 150),
(4, 'ぶどう', 300),
(5, 'メロン', 500);
まとめ
SQLのVALUES句を使用した一括データ挿入は、複数のデータを効率的に挿入できる方法です。特に大量のデータを処理する際には、この方法が非常に有用です。ただし、すべてのDBMSがこの形式をサポートしているわけではないので、利用するシステムの仕様に合わせて適切に使用しましょう。
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