SQL(Structured Query Language)は、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)でデータを操作するための言語です。その中でも「JOIN操作」は非常に頻繁に使用されるテクニックの一つです。この記事では、INT型カラムのデータを使ったJOIN操作について、具体的なSQL文とその実行結果を交えながら詳しく解説していきます。
目次
JOIN操作とは?
JOIN操作は、2つ以上のテーブルから関連するデータを結合して一つの結果セットを生成するSQLの機能です。この機能を使うことで、複数のテーブルにまたがった総合的な情報を取得できます。
基本的なJOINの種類
SQLでのJOINにはいくつかの種類がありますが、この記事では主に以下の二つに絞って解説します。
- INNER JOIN
- LEFT JOIN
INT型カラムとは?
INT型カラムは、整数を格納するためのカラムです。特にIDや年齢、数量などの整数データを保存する際に用いられます。
INT型カラムを用いたJOIN操作の例
実際にINT型カラムを用いたJOIN操作をしてみましょう。以下の二つのテーブルがあるとします。
usersテーブル | ID | 名前 |
---|---|---|
テーブル1 | 1 | 田中 |
テーブル1 | 2 | 佐藤 |
ordersテーブル | orderID | userID | 商品名 |
---|---|---|---|
テーブル2 | 100 | 1 | リンゴ |
テーブル2 | 101 | 2 | バナナ |
INNER JOINを用いた例
以下のSQL文は、usersテーブルとordersテーブルをINNER JOINしています。
SELECT users.ID, users.名前, orders.商品名
FROM users
INNER JOIN orders ON users.ID = orders.userID;
このSQL文を実行すると、次のような結果が得られます。
ID | 名前 | 商品名 |
---|---|---|
1 | 田中 | リンゴ |
2 | 佐藤 | バナナ |
LEFT JOINを用いた例
次に、usersテーブルとordersテーブルをLEFT JOINしてみましょう。
SELECT users.ID, users.名前, orders.商品名
FROM users
LEFT JOIN orders ON users.ID = orders.userID;
このSQL文を実行すると、次のような結果が得られます。
ID | 名前 | 商品名 |
---|---|---|
1 | 田中 | リンゴ |
2 | 佐藤 | バナナ |
まとめ
この記事では、INT型カラムを用いたJOIN操作について詳しく解説しました。INNER JOINとLEFT JOINの違いも理解し、具体的なSQL文とその実行結果を見ることで、より深い理解を得られたでしょう。これからも複数のテーブルにまたがったデータ分析が必要な場面で、JOIN操作を効果的に使いこなしてください。
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