SQLで特定の曜日のデータを抽出する方法

この記事では、SQLを用いて特定の曜日に該当するデータを抽出する方法について詳しく解説します。以下の内容を読むことで、日付フィールドがあるデータベースから曜日ごとのデータを効率よく取得するスキルが身につきます。

目次

はじめに

曜日によって売上が変動するビジネスや、特定の曜日にしか実施されないイベントデータを分析する場合など、曜日ごとにデータを抽出する必要があります。SQLにはこのような曜日指定でのデータ抽出が容易にできる関数やクエリが用意されています。

使用するSQL関数

SQLでは、日付から曜日を取得する関数がいくつか存在します。主に以下のような関数があります。

  • DAYOFWEEK()
  • DAYNAME()
  • EXTRACT()

DAYOFWEEK()

この関数は、指定した日付が週の何日目であるか(日曜日が1、土曜日が7)を返します。

DAYNAME()

この関数は、指定した日付の曜日の名前(Monday, Tuesday等)を返します。

EXTRACT()

この関数は、日付から特定の部分(年、月、日、曜日等)を抽出します。曜日を抽出する場合、0(日曜日)から6(土曜日)の値を返します。

クエリ例

具体的にはどのように曜日を指定してデータを抽出するのか、以下にクエリの例をいくつか紹介します。

DAYOFWEEK()を使った例

以下のクエリは、`orders` テーブルから日曜日のデータを抽出する例です。

SELECT * FROM orders WHERE DAYOFWEEK(order_date) = 1;

DAYNAME()を使った例

以下のクエリは、`orders` テーブルから水曜日のデータを抽出する例です。

SELECT * FROM orders WHERE DAYNAME(order_date) = 'Wednesday';

EXTRACT()を使った例

以下のクエリは、`orders` テーブルから金曜日のデータを抽出する例です。

SELECT * FROM orders WHERE EXTRACT(DOW FROM order_date) = 5;
関数SQLクエリ
DAYOFWEEK()SELECT * FROM orders WHERE DAYOFWEEK(order_date) = 1;
DAYNAME()SELECT * FROM orders WHERE DAYNAME(order_date) = ‘Wednesday’;
EXTRACT()SELECT * FROM orders WHERE EXTRACT(DOW FROM order_date) = 5;
特定の曜日のデータを抽出するクエリ例

まとめ

SQLで特定の曜日のデータを抽出するには、`DAYOFWEEK()`, `DAYNAME()`, `EXTRACT()` などの関数を使うことで簡単に行えます。自分の目的やデータベースの状況に合わせて適切な関数やクエリを選ぶことが重要です。

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