この記事では、SQLにおいてユニコードとASCIIの相互変換方法について詳しく解説します。この変換技術は、多言語対応のデータベースやデータクレンジング、エンコーディングの課題解決に有用です。
目次
ユニコードとASCIIとは?
ユニコードとASCIIは、それぞれ文字をコンピュータ上で表現するための規格です。ユニコードは多言語に対応しており、ASCIIは主に英数字と制御文字を対象としています。
ユニコード(Unicode)
ユニコードは、世界中のほとんどすべての文字を表現することができる文字コードです。
ASCII(American Standard Code for Information Interchange)
ASCIIは、英字、数字、いくつかの特殊文字を64~127の7ビットで表現する規格です。
SQLにおける変換関数
SQLには、ユニコードとASCIIを相互に変換するための関数が用意されています。
ユニコードからASCIIへ
ユニコードからASCIIへの変換には、一般的に`ASCII()`関数が用いられます。
SELECT ASCII('A') AS AsciiCode;
ASCIIからユニコードへ
ASCIIからユニコードへの変換には、`CHAR()`関数が用いられます。
SELECT CHAR(65) AS UnicodeCharacter;
具体的な使用例
次に、SQLでよく使われるユニコードとASCIIの相互変換の具体的な例を見ていきましょう。
文字列中の特定の文字をASCIIに変換
文字列中の特定の文字をASCIIコードに変換する方法です。
SELECT ASCII(SUBSTRING('日本語', 1, 1)) AS AsciiCode;
ASCIIコードから文字に変換
ASCIIコードから対応する文字に変換する方法です。
SELECT CHAR(26085) AS UnicodeCharacter;
関数 | 説明 |
---|---|
ASCII() | ユニコードからASCIIに変換 |
CHAR() | ASCIIからユニコードに変換 |
まとめ
ユニコードとASCIIは異なる文字コード規格であり、SQLにはこれらを相互に変換する便利な関数が用意されています。特に多言語対応やデータクレンジングの際には、この変換技術が非常に有用です。
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