この記事では、SQLのDISTINCTキーワードを使ってユニークな値だけをCOUNTする方法について解説します。DISTINCTキーワードは重複した値を排除するために使用され、COUNT関数と組み合わせることでユニークな値だけを数え上げることができます。具体的なSQLクエリ例とともに、その仕組みと使用ケースについても詳しく説明します。
目次
何故DISTINCTキーワードが必要なのか
データベースには多くの重複データが存在する可能性があります。特に、多数のユーザーが同じようなアクションを取る場合(例:同じ商品を購入する、同じ記事を読むなど)、そのような重複データが生成されることは珍しくありません。DISTINCTキーワードを使用すると、このような重複データを簡単に排除して、ユニークなデータだけに焦点を当てることができます。
基本的なDISTINCTキーワードの使い方
DISTINCTキーワードはSELECT文に続けて記述されます。以下は基本的な形です。
SELECT DISTINCT 列名
FROM テーブル名;
このSQLクエリは、指定した列からユニークな値だけを取得します。
実際の使用例
例えば、以下のような「購入履歴」テーブルがあるとします。
購入者ID | 商品名 |
---|---|
1 | りんご |
1 | バナナ |
2 | りんご |
2 | みかん |
3 | バナナ |
このテーブルからユニークな「商品名」を取得するには以下のようなSQLクエリを実行します。
SELECT DISTINCT 商品名
FROM 購入履歴;
DISTINCTキーワードとCOUNT関数の組み合わせ
DISTINCTキーワードをCOUNT関数と組み合わせることで、ユニークな値の数をCOUNTすることができます。
SELECT COUNT(DISTINCT 列名)
FROM テーブル名;
実際の使用例
前述の「購入履歴」テーブルを用いて、ユニークな「商品名」の数を取得するSQLクエリは以下のようになります。
SELECT COUNT(DISTINCT 商品名)
FROM 購入履歴;
まとめ
SQLのDISTINCTキーワードは、データベース内の重複するデータを排除する便利なツールです。COUNT関数と組み合わせることで、特定の列に存在するユニークな値の数を簡単に取得することができます。これはデータ分析やレポート作成で非常に役立つ機能です。
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