この記事では、SQLにおける`SUM`関数を使用した副問い合わせの例とその実装方法について解説します。多くのデータベースでの操作において、集計や数値の計算が必要な場面があります。そのような場合によく用いられるのが`SUM`関数ですが、単一のテーブルだけでなく、副問い合わせと組み合わせて使う方法もあります。
目次
基本的なSUM関数の使い方
SQLにおける`SUM`関数は、特定のカラムに存在する数値データを合計するために使用されます。
SELECT SUM(カラム名) FROM テーブル名;
SUM関数と副問い合わせの組み合わせ
副問い合わせと`SUM`関数を組み合わせることで、より複雑なデータ操作が可能になります。具体的な例を見てみましょう。
テーブルの構造
例として、次のような「売上」テーブルと「商品」テーブルがあるとします。
ID | 商品ID | 売上金額 |
---|---|---|
1 | 101 | 3000 |
2 | 102 | 2000 |
3 | 103 | 1000 |
商品ID | 商品名 |
---|---|
101 | リンゴ |
102 | バナナ |
103 | メロン |
副問い合わせの使用例
合計売上金額が3000円以上の商品の商品名を取得したい場合は以下のようにSQLを書きます。
SELECT 商品名
FROM 商品
WHERE 商品ID IN (
SELECT 商品ID
FROM 売上
GROUP BY 商品ID
HAVING SUM(売上金額) >= 3000
);
まとめ
`SUM`関数はSQLにおける非常に便利な関数の一つであり、副問い合わせと組み合わせることで、より複雑なデータの操作と分析が可能になります。実務でのデータ解析やレポート作成においても、このような高度なSQLの書き方が求められる場合が多いでしょう。
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