SQLにおいて、データの合計値を計算する際に非常に便利なのがSUM関数です。この関数を用いて、特定の期間(月ごとや年ごと)でのデータの合計値を求める方法を具体的な例と共に詳しく説明します。
目次
何故SUM関数が必要か
データベースには数多くの数値データが保存されています。これらを一つ一つ手計算で合計するのは非効率的です。SUM関数を使用すれば、指定したカラムの数値を簡単に合計することができます。
基本的なSUM関数の使い方
SUM関数は、指定したカラムの全ての値を合計するSQL関数です。基本的な使い方は以下の通りです。
SELECT SUM(column_name) FROM table_name;
具体的な例
以下のテーブルを例に取ります。
日付 | 売上 |
---|---|
2023-01-01 | 1000 |
2023-01-02 | 1500 |
2023-01-03 | 2000 |
このテーブルに対して、売上の合計値を求めるSQLクエリは以下のようになります。
SELECT SUM(売上) FROM 売上データ;
月ごと、年ごとのデータ合計の算出方法
月ごとや年ごとのデータ合計を求める際には、GROUP BY句を用いてデータをグループ化します。
月ごとのデータ合計
月ごとのデータ合計を求めるSQLクエリは以下の通りです。
SELECT MONTH(日付) as 月, SUM(売上)
FROM 売上データ
GROUP BY MONTH(日付);
年ごとのデータ合計
年ごとのデータ合計を求めるSQLクエリは以下の通りです。
SELECT YEAR(日付) as 年, SUM(売上)
FROM 売上データ
GROUP BY YEAR(日付);
まとめ
SUM関数は、SQLにおいて数値データの合計を簡単に算出するための非常に便利な関数です。特定の期間(月ごとや年ごと)のデータ合計を求める場合には、GROUP BY句を用いてデータをグループ化します。これにより、効率的にデータ解析を行うことが可能です。
created by Rinker
¥4,554
(2024/11/22 10:55:01時点 Amazon調べ-詳細)
コメント