SQLにおいてストアドプロシージャは非常に重要な要素です。この記事では、ストアドプロシージャを用いたテーブル操作の基本から応用までを網羅的に解説します。
目次
ストアドプロシージャとは
ストアドプロシージャとは、プリコンパイルされたSQLコードの集合体です。これを利用することで、複数のSQL命令を一つの単位として扱うことができます。
基本的なテーブル操作
ストアドプロシージャを用いた基本的なテーブル操作には、INSERT, UPDATE, DELETEなどがあります。
INSERT
新しいレコードをテーブルに挿入する操作です。
CREATE PROCEDURE InsertRecord
@Name NVARCHAR(50),
@Age INT
AS
BEGIN
INSERT INTO Employees (Name, Age) VALUES (@Name, @Age)
END
UPDATE
既存のレコードを更新する操作です。
CREATE PROCEDURE UpdateRecord
@Id INT,
@NewAge INT
AS
BEGIN
UPDATE Employees SET Age = @NewAge WHERE Id = @Id
END
DELETE
レコードをテーブルから削除する操作です。
CREATE PROCEDURE DeleteRecord
@Id INT
AS
BEGIN
DELETE FROM Employees WHERE Id = @Id
END
テーブル操作の例
以下のテーブルを例に取ります。
Id | 名前 | 年齢 |
---|---|---|
1 | 田中 | 30 |
2 | 佐藤 | 25 |
3 | 鈴木 | 22 |
INSERTの例
このストアドプロシージャは「山田」という名前、28歳の新しいレコードを挿入します。
EXEC InsertRecord '山田', 28
UPDATEの例
Idが1の田中さんの年齢を35に更新します。
EXEC UpdateRecord 1, 35
DELETEの例
Idが2の佐藤さんのレコードを削除します。
EXEC DeleteRecord 2
まとめ
ストアドプロシージャを用いると、複雑なSQL処理を効率よく、安全に実行することが可能です。基本的なテーブル操作だけでなく、さまざまな応用例が考えられるため、マスターすることでSQLスキルが大幅に向上します。
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