この記事では、SQLで行ったフルバックアップ後のデータ復元手順について詳細に説明します。サーバーの障害やデータの破損が発生した際に、どのように安全かつ効率的にデータを復元するか、具体的な手順と共に解説します。
目次
前提条件
データ復元を行う前に、以下の条件が整っていることを確認してください。
- SQL Serverが正常に動作している
- バックアップファイルが破損していない
- 復元先のストレージに十分な空き容量がある
データ復元の基本概念
フルバックアップとは
フルバックアップとは、データベース全体をバックアップする手法です。トランザクションログを含む全てのデータがコピーされます。
復元の種類
- 完全復元：バックアップから全データを復元
- 差分復元：最後のフルバックアップ以降の変更のみを復元
- ポイントインタイム復元：特定の時点までデータを復元
データ復元の手順
バックアップファイルの選択
1. SQL Server Management Studio(SSMS)を開きます。
2. 「オブジェクトエクスプローラー」でデータベースを右クリックして、「タスク」→「復元」を選択します。
復元オプションの設定
-- データベースの復元
RESTORE DATABASE YourDatabaseName
FROM DISK = 'C:\path\to\your\backup.bak'
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| RESTORE DATABASE | データベースを復元するSQLコマンド |
| YourDatabaseName | 復元するデータベース名 |
| FROM DISK | バックアップファイルの場所を指定 |
データの復元
設定が完了したら、実際にデータを復元します。
-- 実行
EXEC sp_restore_database
@BackupPath = 'C:\path\to\your\backup.bak',
@DatabaseName = 'YourDatabaseName'
まとめ
SQLでのフルバックアップ後のデータ復元は、計画的かつ慎重に行う必要があります。本記事で紹介した手順に沿って操作すれば、安全かつ効率的にデータを復元することができるでしょう。
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