この記事では、分散データベースであるCassandraのインストール方法と、SQLの処理方法について詳しく解説します。Cassandraを効率的に利用するためには、まずそのインストール方法を理解し、次にSQLでのデータ処理をマスターする必要があります。この記事は、それらのステップを網羅的に説明することで、あなたのCassandra運用をスムーズにします。
目次
Cassandraとは
Cassandraは、高いスケーラビリティと耐障害性を備えた分散データベースです。主に大規模なデータの格納と処理に適しています。Apache Software Foundationが開発しており、オープンソースで提供されています。
Cassandraのインストール方法
Cassandraのインストール方法はいくつかありますが、この記事ではUbuntuを用いた方法に焦点を当てます。
前提条件
– Ubuntu 18.04 以上
– Java 8 以上
インストール手順
- パッケージリストを更新
- 依存パッケージをインストール
- Cassandraのインストール
- 設定の調整
- サービスの起動
sudo apt update
sudo apt install -y openjdk-8-jdk
echo "deb http://www.apache.org/dist/cassandra/debian 40x main" | sudo tee -a /etc/apt/sources.list.d/cassandra.sources.list
sudo apt update
sudo apt install cassandra
sudo service cassandra start
SQL処理について
基本的なSQLコマンド
コマンド | 説明 |
---|---|
SELECT | データを選択する |
INSERT | データを挿入する |
UPDATE | データを更新する |
DELETE | データを削除する |
具体的な処理例
-- データの選択
SELECT * FROM users WHERE age > 20;
-- データの挿入
INSERT INTO users (id, name, age) VALUES (1, '田中', 25);
-- データの更新
UPDATE users SET age = 26 WHERE id = 1;
-- データの削除
DELETE FROM users WHERE id = 1;
まとめ
Cassandraのインストール方法とSQL処理について解説しました。Cassandraの導入によって、大規模データの効率的な処理が可能となります。また、基本的なSQLコマンドを使いこなすことで、データの選択、挿入、更新、削除が容易になります。
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