この記事では、SQL(Structured Query Language)におけるテーブルのカラムの追加、削除、変更について詳しく説明します。この3つの操作はデータベースの管理やアプリケーションのアップデートにおいて頻繁に使用される基本的なスキルです。特に、テーブル設計が変更されるケースでは、これらの操作は必須です。
SQLとは
SQL(Structured Query Language)は、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)でデータを操作するためのプログラミング言語です。SQLをマスターすることで、データベース内のデータの取得、挿入、更新、削除など、多くの操作が可能となります。
カラムとは
カラムは、データベースのテーブルにおいてデータが格納される”列”を指します。例えば、`users`というテーブルがあるとして、その中には「名前」や「年齢」などの情報が格納される各カラムがあります。
カラムの追加
データベースのテーブルに新しい情報を格納する必要が出た場合、新たなカラムを追加する操作が必要になります。
基本的なSQL文
新たなカラムを追加する基本的なSQL文は以下のようになります。
ALTER TABLE テーブル名 ADD カラム名 データ型;
具体的な例
例えば、`users`テーブルに「電話番号」を格納する新しいカラムを追加したい場合、以下のようなSQL文を使用します。
ALTER TABLE users ADD phone_number VARCHAR(20);
カラムの削除
不要なカラムを削除する場合、以下のSQL文を用いて操作します。
基本的なSQL文
ALTER TABLE テーブル名 DROP COLUMN カラム名;
具体的な例
`users`テーブルから「電話番号」のカラムを削除する場合は、以下のSQL文を使用します。
ALTER TABLE users DROP COLUMN phone_number;
カラムの変更
既存のカラムのデータ型や名前を変更する場合には、以下のようなSQL文が用いられます。
基本的なSQL文
ALTER TABLE テーブル名 MODIFY COLUMN カラム名 新しいデータ型;
具体的な例
`users`テーブルの「年齢」カラムのデータ型をINTからVARCHARに変更する場合、以下のSQL文を使用します。
ALTER TABLE users MODIFY COLUMN age VARCHAR(5);
各操作の比較
操作 | 基本的なSQL文 | 使用例 |
---|---|---|
追加 | ALTER TABLE テーブル名 ADD カラム名 データ型; | ALTER TABLE users ADD phone_number VARCHAR(20); |
削除 | ALTER TABLE テーブル名 DROP COLUMN カラム名; | ALTER TABLE users DROP COLUMN phone_number; |
変更 | ALTER TABLE テーブル名 MODIFY COLUMN カラム名 新しいデータ型; | ALTER TABLE users MODIFY COLUMN age VARCHAR(5); |
まとめ
SQLでのカラムの追加、削除、変更はデータベース管理において基本的ながら重要なスキルです。この記事で紹介した基本的なSQL文をマスターすることで、テーブル設計の変更や新しい機能の追加など、より高度なデータベース操作が可能となります。
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