データベースインスタンスの自動起動と停止は、リソースの効率的な利用と運用コストの削減に役立ちます。この記事では、SQLを用いてデータベースインスタンスの自動起動と停止を実現する方法について詳しく解説します。
目次
なぜ自動起動と停止が必要なのか
データベースインスタンスを手動で起動・停止する場合、人的ミスやタイミングの誤りが生じる可能性があります。また、必要ない時間帯にインスタンスが動作していると、不必要なコストが発生します。
人的ミスのリスク削減
手動での運用では、起動・停止のタイミングを見失う、あるいは操作ミスが生じる可能性があります。これを自動化することで、人的ミスのリスクを削減できます。
コスト削減
インスタンスが稼働している時間が少なければ少ないほど、運用コストは削減されます。特に、クラウドサービスの利用料金は時間単位で計算されるため、不必要な時間帯に停止しておくことがコスト削減に直結します。
SQLでの自動起動と停止の設定手法
以下の手法は、一般的なRDBMSでのSQLによる自動起動と停止の設定に使用可能です。
スケジューラーの活用
データベースにはスケジューラーが用意されており、SQLを周期的に実行することが可能です。
スケジューラーの設定例
CREATE EVENT auto_start
ON SCHEDULE EVERY 1 DAY
STARTS TIMESTAMP(CURRENT_DATE, '09:00:00')
DO
START INSTANCE;
[h4]スケジューラーの設定例
CREATE EVENT auto_stop
ON SCHEDULE EVERY 1 DAY
STARTS TIMESTAMP(CURRENT_DATE, '18:00:00')
DO
STOP INSTANCE;
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