POSレジ・オンラインストア・クラウド請求書をまとめて活用!Squareでビジネスを強化する方法

店頭での会計作業や在庫管理に追われながら、オンラインでもお客様からの注文を受け付けたい。そんな忙しい毎日を過ごす事業主の方々にとって、オールインワンの管理体制が整っているかどうかは重要なポイントになるかと思います。そこで注目したいのがSquareです。クラウド請求書、オンラインストア、そしてPOSレジをスムーズに連動できるSquareの統合サービスを活用すれば、規模や業種を問わずビジネスを効率化できる可能性が広がります。

目次

Squareの特徴と進化

Squareといえば、数年前までは「スマホやタブレットを使って、手軽にクレジットカード決済を導入できるサービス」というイメージをお持ちの方が多かったかもしれません。しかし、最近ではオンラインストア機能やクラウド請求書、POSレジアプリなどをトータルで提供するサービスへと進化を遂げ、様々な業種・ビジネス規模に応じた「総合ソリューション」として注目を集めています。

日本上陸当初からの変化

日本にSquareが上陸した当時は、クレジットカード決済端末自体が非常に高価で、導入手数料や決済手数料も大きな負担となっていました。さらに、「キャッシュレス決済って本当に便利なの?」と疑問を感じる方も多かった時代です。そんななか、Squareは3.25%という手数料を提示し、かつ月額費用を無料にするなど、事業主の負担を大きく削減。これが大きな話題を呼び、日本におけるキャッシュレス化の後押しを担ってきました。その後、POSレジアプリやオンラインストア機能、さらにはクラウド請求書と連動できるようになったことで、Squareは単なる決済手段にとどまらない頼もしい存在へと発展しています。

様々な業種での導入実績

Squareは小売、美容、飲食店、タクシー、宿泊系など、多岐にわたる業態で採用が広がっている点も魅力です。例えば、個人経営の小さなカフェやセレクトショップでは、店内の在庫を管理しながら、オンラインストアに掲載して在庫を一元管理するといったことが可能になります。また、会計時にはPOSレジの画面でサッと操作できるため、慣れないスタッフでも短時間で扱いをマスターしやすいのが特徴です。

私自身、以前は手書きのレシート発行や独自管理の在庫数を別々にチェックしていて、毎日の締め作業が負担になっていました。しかしSquare導入後は、売上から在庫まで全てが一元化できて、夜の作業が一気に楽になったのを覚えています。

リアル店舗とオンラインをまとめて管理できるサービスを、一つのアカウントで完結できる

クラウド請求書のメリット

Squareのサービス群のなかでも、特に注目を集めているのが「クラウド請求書」です。従来、顧客に紙の請求書を送って、振り込みを待つという流れが主流でした。しかしクラウド請求書を使えば、メールアドレスと金額を入力して送信するだけで、オンラインで支払い手続きを行ってもらえるようになります。もちろん、カード決済にも対応しています。

導入の魅力

紙の請求書を発行する場合、郵送費や印刷の手間がかかる上に、実際に入金されるまでの管理にも神経を使います。一方、Squareのクラウド請求書なら、請求内容を送った時点で相手がすぐにオンラインで決済できるので、未入金が続く場合にもタイムリーにリマインドを送れるメリットがあります。事業規模が小さいほど、お金の流れをスピーディーに確保できるのは大きいでしょう。

紙の請求書と比較して大幅にコスト削減が期待できるうえ、入金までの時間が短縮できる

注意点と導入のコツ

クラウド請求書はとても便利ですが、請求先のお客様がパソコンやスマートフォンに不慣れなケースでは、紙を併用した方が良いこともあるかもしれません。例えば、高齢の方が多い業種や企業間取引で正式な印刷書類を求められる場面などでは、臨機応変に対応できるようにしておきましょう。オンライン決済に対応していない相手には紙の請求書を発行しながら、並行してクラウド請求書を送付しておくといった柔軟な運用が望まれます。

全てのお客様がオンライン決済を好むとは限らないため、紙による郵送が必要な場面もある

オンラインストアとの統合活用

Squareのオンラインストア機能は、専門的な知識がなくてもネットショップを簡単にオープンできるのが魅力です。リアル店舗と在庫や売上情報を連動させることで、「店舗で売り切れていた商品がオンラインで残っている」「ネットで注文が入った商品が実店舗でも売れてしまった」といった在庫管理の混乱を最小限に抑えられます。

オンラインビジネスを支援するSquare

オンラインストア機能を導入すると、顧客とのやり取りもスムーズになります。例えば、注文を受けた際の自動返信メールや、配送のステータス情報などを簡単に設定できるため、小規模の事業主でも大手ECサイトのような顧客対応を実現できるというわけです。多忙でスタッフ数が限られている事業主の方にはありがたいポイントでしょう。

以前、趣味で作っていたハンドメイド商品のオンライン販売を検討していた時期がありました。慣れないECサイト構築に二の足を踏んでいたところ、Squareのオンラインストアを使えば、商品登録から決済導入まですぐに完了。初めてでも難しい設定はほぼなく、スムーズに販売をスタートできました。

決済リンク

Squareでは「決済リンク」という機能も用意されています。これは、商品やサービスをSNSなどで紹介する際に、リンクを貼っておけば、お客様がそのまま支払いまで完了できる優れもの。URLをコピーしてメールやメッセージアプリで送るだけで決済できるので、オンラインストアを整備する前でも、すぐに販売が始められます。

SNSやメール、チャット上でリンクを共有するだけで決済が完結する手軽さがある

顧客データ統合

オンラインストアや決済リンクによる売上は、SquareのPOSレジアプリで記録されたものと同じく、同一のアカウントで管理されます。売上の合計や時間帯別の購買行動などが一目でわかるため、「オンラインは夜にアクセスが増えやすいから、このタイミングでセール告知をしよう」「リアル店舗は週末にまとめ買いされることが多いので、イベント時の在庫を増やそう」といった戦略を立てやすくなります。

顧客管理と売上分析がひとつのダッシュボードで済むから、経営判断もスピーディーになりましたね。自分だけでなくスタッフとも情報を共有しやすいので、在庫切れや集客のタイミングを逃しにくくなりました。

POSレジとオンラインストア、クラウド請求書を連動させるメリット

Squareが提供する主な機能—POSレジ、オンラインストア、クラウド請求書—これらを連携させると、日々の売上データや在庫状況、請求・入金管理が全て一元化されます。「お客様がオンラインで購入した商品を店頭で受け取りたい」といったオムニチャネル的な対応にもスムーズに活用できますし、未入金があればクラウド請求書をすぐに送信して、支払いを促せるのも利点です。

リアルとオンラインの垣根をなくす

現代の消費者は、店頭で実物を見て気に入ったらオンラインで購入するといったマルチチャネルな購買行動をとることが多いです。このとき、店舗在庫とオンライン在庫が同期していないと「オンラインではまだ買えると思っていたのに、実際には在庫切れだった」というようなクレームに繋がる可能性があります。Squareなら、POSレジとオンラインストア間で在庫が自動的に連動するため、こうしたトラブルを最小限に抑えられます。

店頭販売とオンライン販売のデータがひとつにまとまるため、在庫管理や顧客対応が格段に楽になる

利便性が高い顧客体験を提供

ビジネスにとって大切なのは、顧客がいかにストレスなく購入までたどり着けるかという点です。リアル店舗のPOSレジではクレジットカードや電子マネー、QRコード決済など複数の支払い方法を受け付けつつ、オンラインではカード決済やApple Payなどにも対応。Squareの決済端末やクラウド請求書と連携させれば、オンラインでも請求書を開いてカード情報を入力するだけで支払いが完了します。

顧客にとって使いやすい決済手段が増えるほど、購入の機会を逃しにくくなると感じています。実際に海外からの観光客にカード決済を求められた時、Squareリーダーですんなり対応できたのは本当に助かりました。

Squareの2.5%決済手数料は業界最安

2024年11月1日から、SquareはVisaとMastercardの決済手数料を2.5%に引き下げました。これまで3.25%が一般的だった業界水準から一気に最安レベルへと進み、対面決済を取り入れたい事業者には見逃せないニュースとなっています。

業界最安になった背景

そもそもSquareは日本に参入した当初、4.0%~7.0%という高額だった決済手数料の常識を破り、3.25%というリーズナブルなレートを打ち出したことで大きな注目を集めました。10年以上経った今もなお、「セラーファースト」を掲げて常に新しい価値の提供を目指しているといいます。今回の2.5%という改定は、まさにその姿勢を象徴していると言えるでしょう。

2.5%という手数料の引き下げは恒久的なもので、隠れコストや月額固定費が一切発生しない

対象となるユーザー

この2.5%の手数料は、年間キャッシュレス決済総額が3,000万円以下の新規加盟店が対象です。月々の売上が大きくない事業者でも、高い手数料を気にすることなくキャッシュレス決済を導入しやすい環境が整っています。個人事業主や小規模の店舗オーナーが導入するメリットは計り知れません。

導入事例でわかる効率化と売上アップ

実際にSquareを導入している事業者の事例をいくつか取り上げてみましょう。例えば、複数店舗を展開する理容室「WOLFMAN BARBER SHOP」では、Squareの売上レポート機能を活用し、各店舗の会計状況やスタッフの働き方を一元的に把握しています。店長会議ではレポートに基づいた戦略を立てやすいので、意思決定がブレにくいのです。

また、自転車販売店「tokyobike」では、以前は現金管理や会計処理に相当な手間をかけていましたが、Squareを導入してから全体の作業時間が約3分の1に削減。スタッフは接客やメンテナンスなど、本来の業務に集中できるようになったといいます。

導入後の変化を表で確認

導入前導入後
紙の請求書発行や現金の釣り銭管理などで時間ロスクラウド請求書やキャッシュレス決済で作業効率UP
売上情報の集計や在庫管理がバラバラPOSレジやオンラインストアのデータを一元化
複数店舗の情報をまとめるのに手間がかかる一つのダッシュボードで売上・スタッフ管理を網羅

私の知人が営む小さなセレクトショップでも、Square導入後に在庫管理が劇的に改善したそうです。お客様から「ネットでも購入できませんか?」と聞かれた時、オンラインストアのURLを案内するだけで即販売。店舗在庫と連動しているのでダブルブッキングの心配もありません。

今が導入のチャンス!Squareで総まとめ

もしPOSレジやクラウド請求書、オンラインストアなどを別々のサービスで利用し、それぞれのログイン情報や月額費用を管理しているのであれば、Squareに集約することで時間・手間・コストの削減が期待できます。とりわけこれからビジネスを始める方にとっては、最初からSquareを導入しておけば店舗の立ち上げがスムーズになり、販売チャネルを広げやすいのです。

さらにVisa・Mastercardの決済手数料が2.5%に引き下げられた今は、導入の大きなチャンスといえるでしょう。オンラインでアカウントを作成すれば、審査が最短当日に完了し、その日からキャッシュレス決済をスタートできます。紙の請求書を減らし、オンラインでの売上を伸ばしつつ、POSレジで日々の会計を楽にする。この一連の流れを、Squareならひとつのプラットフォームで実現できます。

導入ステップとポイント

ステップ1:アカウント作成

Squareの公式サイトから無料のアカウントを作成し、必要事項を入力します。入金先の銀行口座情報や事業の詳細を登録します。

ステップ2:必要な端末や機能の準備

POSレジアプリをスマートフォンやタブレットにダウンロードし、クレジットカードリーダーであるSquareリーダーやSquareターミナルの導入を検討します。オンラインストア機能も同じアカウントで利用できるので、まずは商品登録から始めると良いでしょう。

ステップ3:運用開始

店頭ではキャッシュレス決済を受け付けながら、オンラインストアでの注文受付を開始できます。クラウド請求書が必要な取引があれば、すぐに送信してお客様の反応を確認してみましょう。導入直後にわからないことがあっても、Squareはサポート体制が充実しているので安心です。

私自身もSquare導入の初期は操作に戸惑うことがありましたが、オンラインのヘルプガイドや電話サポートのおかげで大きなトラブルはゼロでした。スタッフにも教えやすいシンプルなUIも助かりますね。

Squareの総合サービスを活用してビジネスを成長させよう

まとめとして、Squareが提供するPOSレジ、クラウド請求書、オンラインストアという三つの柱を最大限活用すれば、業務の効率化だけでなく売上アップや顧客満足度向上にも繋げやすいと言えます。オンラインとオフラインをシームレスに結びつけることで、購入機会を逃さない戦略や、見込み客をリピーターに変える仕組みを築ける可能性が広がるでしょう。

キャッシュレス化やオンライン購買がますます進む今、この機を逃さずにSquareのトータルソリューションを導入してみてはいかがでしょうか。

「ややこしいシステムの選定はもう嫌だ…」という方もいると思いますが、Squareなら初期費用も月額費も不要なので、まず試してみる気軽さがあります。実際に使ってみると、事業主側が抱えていた手間やストレスが削減されるだけでなく、お客様にとってのメリットも多いと感じています。

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