はじめまして。最近、小さな雑貨ショップをオープンした友人のお手伝いでPOSレジの導入をサポートしたのですが、いざ調べてみると無料で使えるものから高機能な有料プランまでさまざま。そこで今回はAirレジ、POS+、Square、スマレジの4社の料金プランや特徴をまとめました。
Airレジ:無料で始めやすいクラウド型POSレジ
Airレジはリクルートが提供するPOSシステムです。飲食店や小売、美容サロンなど幅広い業種で導入が進んでいて、初期費用と月額費用がかからないのが大きな魅力です。実際に、私の友人も小規模カフェを始める際に「できるだけ費用を抑えたい」という理由でAirレジを選び、使い始めてからは在庫や売上の管理がぐっとラクになったと言っていました。
主な特徴
レジ機能はタブレットを使った直感操作が可能で、複数の税率設定も手軽に行えます。売上や在庫はリアルタイムでクラウドに保存されるので、外出先でもスマホから簡単に確認できるのが便利です。また、Airペイを連携すればキャッシュレス決済にも対応し、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など多様な支払い手段を一括管理できます。
導入コスト
アプリの利用料やサポート料は無料ですが、レシートプリンターやキャッシュドロアなどの周辺機器を用意する場合は費用がかかります。さらに、iPadやインターネット環境も準備が必要なので、そこは事前に予算を見積もっておきたいところです。
知人の飲食店では「テイクアウト」と「店内飲食」の税率を自動で切り替えてくれる機能が重宝しているそうです。最初は不安もあったようですが、無料でお試ししやすかったのも導入の決め手だったとか。
POS+ (ポスタス):充実のサポートと多機能性が強み
POS+は、ポスタス株式会社が提供する有料のクラウド型POSレジです。月額費用がかかる分、業種別に細かい対応がされていたり、365日体制のサポートが手厚かったりと、サービス面がしっかりしています。飲食店向けの注文管理から小売業向けの在庫管理、美容サロン向けの顧客管理など、それぞれの業種に特化した機能を選べるのがポイントです。
主な特徴
飲食店向けのキッチンプリンター連携やテーブルオーダー機能、小売店向けのバーコード発行や棚卸し機能など、多彩な追加オプションが揃っています。オールインワン決済端末「stera terminal」を導入することで、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済をひとまとめに管理可能です。
料金プラン
基本プランは月額14,000円(税別)からで、使いたいオプションに応じて費用が変動します。導入時のセットアップやスタッフ向けのトレーニングなども含まれているため、初めてPOSを導入する店舗でも安心してスタートできる印象です。
私の知人が焼き鳥屋を開業したときにPOS+を導入しました。オーダーが細かい分、きちんと注文管理できるシステムが良かったそうです。慣れてくると、時間帯や曜日別のデータも見られて「仕込み量が予想しやすくなった!」と喜んでいました。
Square:シンプルな料金体系とオンライン販売にも強い
Squareは、スマホやタブレットを活用したキャッシュレス決済サービスとして有名ですが、無料のPOSレジアプリやオンラインショップ機能など、多彩なサービスを提供しています。料金体系が非常に明瞭で、決済手数料のみで使える機能が多く、専用端末なしでスマホだけでタッチ決済できる「Tap to Pay」も近年話題になっています。
主な特徴
SquareのPOSアプリは無料で使えて、商品登録や在庫管理、顧客管理などの基本機能をカバー。オンラインストア構築も簡単なので、店舗販売とネットショップの両方を小さなリスクで始めたい事業者にぴったりです。決済手数料が3.25~3.75パーセントと少し高めに感じる面もあるものの、初期費用が不要なのは魅力です。
ハードウェア製品
必要に応じて「Square リーダー」や「Square ターミナル」「Square レジスター」といった端末を追加購入できます。予算や必要な機能に応じて選べるので、最初はリーダーだけを買って小規模に始め、後から拡張する、といった形も取りやすいでしょう。
私自身、小さなハンドメイドショップのイベント出店を手伝ったときにSquare リーダーを使いました。場所を選ばずにクレジット決済を受け付けられるので、お客様にも「キャッシュレスで払えて便利!」と好評でした。
スマレジ:無料プランでも高機能 在庫管理や多店舗展開もおまかせ
スマレジは、月額無料のスタンダードプランと豊富な有料プランが特徴のクラウド型POSレジです。小売・飲食・サービス業など幅広い業種に対応しており、無料プランでも基本的なレジ機能に加えてオフライン利用ができる点が注目されています。
主な特徴
スタンダードプランは費用ゼロながら、基本的な売上管理や在庫管理に加え、一定のデータ分析まで可能です。有料プランにアップグレードすると、より詳細な分析や多店舗管理、顧客管理などが追加され、スケールアップにも柔軟に対応できます。
プラン一覧
プラン名 | 月額料金 | 主な機能 |
---|---|---|
スタンダード | 無料 | 基本的なレジ機能、オフライン対応、売上・在庫管理 |
プレミアム | 5,000円 | さらに細かい在庫分析、売上分析、電話サポート |
プレミアムプラス | 8,000円 | 拡張機能や高度なサポート体制、顧客管理機能など |
フードビジネス | 10,000円~ | 飲食店向けのテーブル管理や予約管理、キッチンプリンター連携 |
リテールビジネス | 12,000円~ | 小売店向け高度な在庫システム、免税販売対応 |
知り合いのアパレルショップではスマレジのプレミアムプランを使っています。セール時期の在庫変動が激しくてもデータで一目瞭然。発注点が把握しやすくなり、欠品を防げるようになったのは助かったと話していました。
総合比較:無料プラン・有料プランの違いと導入のポイント
POSレジを選ぶ際、無料プランがあるかどうかは導入ハードルを下げる大きな要素です。しかし、サポートや機能面を重視するならば有料プランの方が安心できる部分もあります。たとえば、月額を支払うことで365日対応のサポートを受けられたり、分析ツールが充実していて早期に経営改善できるメリットも大きいです。
無料プランのメリットと注意点
Airレジやスマレジのように無料プランがあるサービスは、初期コストを抑えたい方にとって魅力的ですが、周辺機器の購入やネット環境の整備など、多少の初期投資は必要になります。また、一部の機能が制限される場合があるので、将来的に店舗を拡大していく予定があるなら、有料プランへのアップグレードも視野に入れましょう。
有料プランはサポート体制と高度な分析機能に注目
POS+のように月額費用がかかるシステムは、導入時のサポートから分析ツールまで網羅的に使えるのが強みです。多店舗展開や専門的な機能を必要とする店舗は、有料プランの方が安心感が高いかもしれません。実際、忙しい現場でなかなかシステムを自力で調べられないオーナーにとって、電話サポートや初期設定代行の存在は大きな助けとなります。
まとめ:まずは試してみて、自分のお店に合ったPOSレジを選ぼう
無料で手軽に始められるAirレジやスマレジは、小さく始めて大きく育てたい店舗や初期費用を極力抑えたい方におすすめ。一方、POS+やSquareは専門サポートやオンライン連携を強みにしていますので、本格的にデータを活用して売上アップを狙う店舗にも好評です。ぜひ一度デモや無料プランを使ってみて、お店の運営スタイルに合うサービスを選んでみてください。
私も最初は「無料で使えるならどれでも同じでしょ?」と思っていましたが、使い始めるとサポート体制や周辺機器の対応状況、機能の使いやすさなどが大きく異なります。店舗スタイルや経営方針に合ったものを選ぶと、想像以上に業務効率が上がりますよ。
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