VPNおすすめ比較|ストリーミング・ゲーム・海外アクセスを快適に

インターネットで動画配信サービスを楽しんだり、海外のサイトに安全にアクセスしたりする際に役立つのがVPNです。最近はセキュリティの高さや速度、対応サービスが充実したハイレベルなVPNが増えていますが、どれを選べばいいか迷う方も多いかと思います。本記事では人気VPNの主な特徴や価格、使い勝手などを徹底比較し、それぞれに合った選び方をわかりやすく解説します。

VPNサービスおすすめ比較

VPNはインターネット通信を暗号化し、IPアドレスを世界中にあるサーバー経由でマスキングしてくれる仕組みです。以下では、特に利用者の多い「ExpressVPN」「NordVPN」「Surfshark」を中心に、セキュリティ・速度・価格・対応デバイス・ユーザーレビューなどの観点から比較します。さらに、後半ではストリーミング・オンラインゲーム・海外からのアクセスといった目的別のおすすめVPNも紹介します。

VPNというと「海外サーバに接続してNetflixが観られる」くらいのイメージだった方も多いのではないでしょうか。実は機能面やサポートの手厚さなど、サービスごとに大きな差があります。この記事を参考に、自分にぴったりなVPNを探してみてください!

セキュリティとプライバシー

VPNを選ぶ上でまず重視すべきはセキュリティです。以下の3サービスはすべて暗号化方式やノーログポリシーがしっかりしており、プライバシー保護にも力を入れています。

ExpressVPN(エクスプレスVPN)

  • 暗号化方式:AES-256ビット
  • 独自プロトコル:Lightway
  • ノーログポリシー:厳格に遵守。2017年のトルコ当局サーバ押収時にユーザ情報が一切取得されなかった実績あり
  • RAMのみで動作するTrustedServer技術を採用
  • 通信遮断(キルスイッチ)や分割トンネリングも標準装備

軍用級の暗号化と外部監査を定期的に受けている点が安心

NordVPN(ノードVPN)

  • 暗号化方式:AES-256
  • プロトコル:OpenVPN、IKEv2/IPSec、WireGuard改良版のNordLynx
  • 本社パナマでプライバシー保護に有利
  • ノーログポリシーを複数回の独立監査で確認済み
  • 二重VPN(Double VPN)やOnion over VPNなど高い匿名性機能あり
  • 広告・マルウェアブロック機能「Threat Protection」搭載

二重VPNなど高検閲地域での利用にも強く、高度な匿名性が求められるなら最適

Surfshark(サーフシャーク)

  • 暗号化方式:AES-256-GCM
  • プロトコル:WireGuard、OpenVPNなど
  • 本社:英領ヴァージン諸島(BVI)
  • サーバは100% RAMのみで運用
  • マルチホップ接続や広告ブロック「CleanWeb」機能、2段階認証にも対応
  • 2023年に独立監査を受けてノーログ性を検証済み

料金が安いのにセキュリティもしっかりしており、二要素認証付きで安心感がある

その他のVPNサービスもセキュリティは概ね共通

CyberGhostやPIA(Private Internet Access)などもAES-256暗号化とノーログポリシーを掲げており、ProtonVPNはスイス拠点で独自の「Secure Core」構成を提供しています。大手各社は近年、サーバ全体をRAM化して定期監査を受ける方向に進んでいるので、上記3社に限らず信頼できるVPNは増えています。ただし速度や対応アプリの観点ではややバラつきがあるのも事実です。

通信速度と遅延の比較

VPN利用による速度低下はなるべく少ないほうが理想です。動画視聴やオンラインゲームでは、速度・遅延が品質を左右する大きな要素になります。

NordVPN:最速クラスの高パフォーマンス

NordLynx(WireGuardベース)で通信効率を高め、ベース回線の90%以上の速度を実現することが多いと報告されています。実測でダウンロード500Mbps中、約470Mbpsが出るなど非常に高速。サーバ台数が多く、混雑による低速化が起こりにくい点も評価されています。

4K映像ストリーミングもスムーズで、遠距離サーバでも速度を保ちやすい

ExpressVPN:極めて低遅延&安定した速度

独自プロトコルのLightwayや10Gbps対応サーバを導入し、世界94か国・160都市にサーバを展開。遅延は最小クラスで、あるテストではPing値12ms、速度低下5%という記録も報告されています。オンラインゲームでラグを感じにくいVPNとしても定評があります。

サーバ選択が豊富で近距離サーバを見つけやすく、世界中どこでも安定接続しやすい

Surfshark:格安ながら高い速度性能

SurfsharkもWireGuardのおかげでベース回線の90%以上の速度を維持し、NordVPNに匹敵するという評価が多く見られます。サーバ設置国が100か国以上と幅広く、回線混雑が少ない傾向です。長距離サーバにも強く、動画再生や大容量ダウンロードも快適にこなせます。

安価なサービスながら長距離接続でも速度が出やすく、海外アクセス用途にも◎

その他のサービスでは速度にばらつきあり

CyberGhostやPIA、ProtonVPNなども近年WireGuardを導入して速度が向上していますが、上記3社と比べるとわずかに遅れをとるケースがあるとの指摘があります。また無料VPNは混雑や帯域制限などで速度が大幅に落ちやすいので、ゲームや4K動画を楽しむ場合は有料VPNを検討するほうが無難です。

料金プラン:長期契約で大幅割引を狙う

VPN各社は月額プランよりも1年や2年などの長期プランを契約すると、月あたり費用が大きく割引される仕組みが一般的です。また多くの場合、30日間の返金保証がついているので安心して試せます。

サービス名月額プラン1年プラン2年プラン返金保証
ExpressVPN$12.95前後$8.3相当 (約$99.95)(1年+3ヶ月無料など随時実施)30日
NordVPN$11.99前後$5.99相当 (約$71.88)$3.39〜 (キャンペーンにより変動)30日
Surfshark$15前後$2.99〜$2.19〜 (2年契約+数ヶ月無料)30日

ExpressVPN:品質重視派向けのプレミアム価格

月額\$12.95とやや高額ですが、長期プランを選ぶと月額\$6.67程度まで下がるプロモーションも。カスタマーサポートやセキュリティ、速度などを総合すると「価格に見合った価値がある」と多くのレビューで評価されています。

他社と比べると最安ではないため、価格重視の場合は少し割高感を感じる

NordVPN:コスパ優秀なプレミアムVPN

2年プランだと月\$3台で使えるキャンペーンが頻繁に開催されており、セキュリティ・速度ともにトップ水準。ストリーミングにも強いので、プレミアムVPNをリーズナブルに使いたい人に人気です。日本語サポートも充実しています。

Surfshark:機能充実&圧倒的な低価格

2年契約で月\$2前後という破格の料金設定が魅力。しかも同時接続台数が無制限なので、家族や友人とシェアして使えばさらにお得感があります。更新時の価格がやや上がる点に注意が必要ですが、それでも業界最安クラスです。

その他:無料プランや長期割でさらに安いケースも

CyberGhostは3年契約など超長期で月\$2以下になる場合があり、45日という長めの返金保証が特徴。ProtonVPNは無料プラン(速度制限・サーバ制限あり)を提供しているので、まずVPNを試してみたい初心者が気軽に使える選択肢としておすすめです。

対応デバイスと同時接続数

現在のVPN大手はほぼすべての主要OS(Windows、Mac、Linux、iOS、Android)に対応し、Chrome/Firefoxのブラウザ拡張やFire TV向けアプリなども完備しています。ただし同時接続できる台数には差があるため、利用端末数が多い方は注意しましょう。

Surfshark:同時接続無制限

家族全員でシェアしたい場合や、スマホ・タブレット・PC・スマートTVなど多デバイスを一挙にVPN保護したい場合に非常に便利です。

NordVPN:最大10台に拡大

以前は6台まででしたが、最近のアップデートで10台接続に対応。個人利用なら十分な台数であり、Chrome拡張やルーター設定にも対応しています。

ExpressVPN:最大5台(ルーター導入で実質無制限)

同時接続数は5台までですが、ルーターにインストールすればそこに接続する機器はすべてVPNを通せるため、実質無制限に利用可能です。ゲーム機やApple TVなど直接VPNが入れられないデバイスにも使えて便利です。

ユーザーレビュー・サポート品質

各社とも24時間ライブチャットやメール対応のサポート窓口を備えており、困った時でも比較的スムーズに対応してもらえます。海外サービスながら日本語FAQを充実させているところも増えています。

  • ExpressVPN:丁寧な英語サポートが高評価。日本語対応は限定的だが、対応速度が速い
  • NordVPN:日本語FAQ・ライブチャット対応がある。TrustPilotなどでのユーザー評価も良好
  • Surfshark:リーズナブルな料金ながらサポートの対応が丁寧と好評

VPNを初めて使う方でも、セットアップで困ってもチャットで質問できるのは大きなメリットですね。特にNordVPNやSurfsharkは日本語でのやり取りもしやすいので、英語が苦手な方は助かるはずです。

用途別おすすめVPN

1. ストリーミング

おすすめNordVPN
理由世界中の主要動画サービスのブロックを確実に解除しやすく、4K再生も安定。SmartPlay機能により複雑な設定なしでストリーミングを楽しめる

米国や英国のNetflix、Hulu、Amazonプライムなどを幅広く高画質視聴可能

2. ゲーム

おすすめExpressVPN
理由Ping値(遅延)が最小クラスでオンライン対戦でラグを感じにくい。DDoS対策にも強い

独自プロトコルLightwayで速度低下がごくわずか。大会やクラブ戦で重宝

3. 海外アクセス全般

おすすめExpressVPN
理由94か国以上にサーバ設置で希少な国のIPも確保しやすい。通信が安定しており長時間の接続も途切れにくい

日本への逆アクセスにも便利。国内サーバも複数あり安定した速度を出しやすい

まとめ

用途最適VPN特徴
ストリーミングNordVPN多数の国で動画サービスをスムーズに解除。高速&安定
オンラインゲームExpressVPNPing値が超低くラグが少ない。対戦ゲーム向け
海外アクセスExpressVPNサーバ設置国が豊富でどこからでも安定接続

VPNはセキュリティ面でも大いに役立ちますが、速度や対応デバイス、サポートの質も大切な要素です。今回取り上げたExpressVPN・NordVPN・Surfsharkの3社は、いずれも暗号化やノーログポリシーが万全で、高速かつ使いやすいことで多くのユーザーから高評価を得ています。価格面では長期プランの割引が各社大きいので、まずは30日間の返金保証を活用して、自分のネット環境に合ったサービスかどうか試してみてください。安全かつ快適にインターネットを楽しむために、ぜひぴったりのVPNを選んでみましょう。

VPNの恩恵は動画視聴や海外サイトアクセスだけでなく、公共Wi-Fi接続時の情報漏洩リスク低減など、あらゆるシーンで役立ちます。特にノートPCやスマホで外出先のWi-Fiをよく利用する方は検討してみてはいかがでしょうか。

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