エルデンリングを楽しんでいる最中、セーブデータが突然ロードできなくなると、本当に焦ってしまいますよね。特に長時間かけて育てたキャラクターが動かなくなるとモチベーションにも大打撃。ここでは、Xbox版エルデンリングでセーブデータをうまく読み込めない場合に考えられる対処法や復旧の可能性などを幅広く解説していきます。
エルデンリングのセーブデータ読み込み不具合とは?
エルデンリングは膨大なゲームボリュームと緻密に作りこまれた世界観が魅力ですが、セーブデータがロードできなくなる問題は少なからず報告されています。とりわけXbox版では、以下のような症状が代表的です。
- ロード画面が延々と続き、ゲームが始まらない
- 強制終了はしないものの、セーブデータだけがうまく同期されない
- エラーコードが出る場合と出ない場合がある
こうした症状が出ると、最悪の場合はセーブデータ自体が破損してしまったかのように見えることもあります。しかし実際には、Xboxのクラウドセーブ機能や本体リセットなど、いくつかの対処策を試すことで復旧できる可能性が残されています。
不具合の主な原因
セーブデータの不具合には、実にさまざまな要因が考えられます。大まかには以下のようなケースが多いでしょう。
- ネットワーク不安定によるクラウド同期の失敗
Xboxではクラウドセーブが標準的に機能します。オンライン接続が不安定だったり、サーバー側の障害があった場合に、データ同期が一部だけ失敗することがあります。 - 本体側のキャッシュや一時ファイルの不整合
システムアップデートや、ゲームアップデートなどのタイミングで、一時ファイルの破損やキャッシュの不整合が起こる可能性があります。 - ディスクの損傷やデータの読み取り不良(パッケージ版の場合)
パッケージ版ではディスクそのものの傷や汚れ、または光学ドライブの不具合でゲームデータの読み取りがスムーズにいかないケースがあります。 - セーブデータの上書きミス
何らかの操作ミスでセーブデータが正常に保存されていなかったり、別のゲームデータを上書きしてしまった可能性も否定できません。 - ゲームのバージョンの不一致
例えばDLCや追加コンテンツをダウンロードしているかどうか、または本体やゲームのアップデートバージョンが最新になっていない場合に、セーブデータとゲームバージョンの整合性が取れずロードできなくなることがあります。
ロード画面で止まるときの具体的な対処法
セーブデータがまったく読み込めず、ロード画面から先に進まない場合に試してみたい対処法を順を追って紹介します。
1. エラーコードの確認
まず最初にチェックしたいのが、何らかのエラーコードやメッセージが表示されていないかという点です。Xboxのゲームでエラーが発生したときには、ポップアップまたはダッシュボード画面にコードが表示されることがあります。例えば「0x87eXXXXX」など特定のフォーマットが多いです。
以下はエラーコードの例と、その対処のヒントをまとめた表です。
エラーコード | 主な原因 | 対処のヒント |
---|---|---|
0x87e0000F | ライセンス管理やストア認証の不具合 | 本体のライセンス再同期、ストアの再ログイン |
0x80270300 | ゲーム自体の起動トラブル | 本体の再起動、キャッシュクリア、ゲーム再インストール |
0x8b050066 | 本体またはゲームアップデートの失敗 | ネットワーク環境の安定化、アップデート再試行 |
エラーコードが表示されていれば、その番号をXbox公式サポートページやコミュニティフォーラムで検索し、原因や解決策を確認するのが早道です。表示されない場合は、次に紹介する手順を一つひとつ試していきましょう。
2. ゲームの再インストールおよびローカルデータの削除
一度ゲーム自体をアンインストールして再インストールすることで、破損したゲームファイルが修復され、問題が解決する場合があります。ただし、その前にローカルセーブデータを削除することでクラウド上の正常なセーブデータを再ダウンロードできる可能性が高まります。
- ゲームのアンインストール
Xboxのホーム画面からエルデンリングにカーソルを合わせ、メニューボタン(コントローラー右側のボタン)を押して「アンインストール」を選択します。 - ローカルセーブデータの削除
- コントローラーのXboxボタンを押してガイドを開く。
- [プロフィールとシステム] > [設定] > [システム] > [ストレージ]を選ぶ。
- [ローカルセーブデータをクリア]を選択し、コンソール上のセーブデータを削除。
- オンライン接続状態ならクラウド上にセーブデータがあるので、オフラインプレイをしていない限りデータは失われません。
- 本体リセット (ゲームとアプリを保持)
- 再びXboxボタンを押しガイドを開く。
- [プロフィールとシステム] > [設定] > [システム] > [本体情報]を開く。
- [本体のリセット]を選び、[ゲームとアプリを保持する]を選択。
- この方法は本体設定やキャッシュのみがリセットされるため、ゲームやアプリは消えません。ただしサインイン情報は消えることがあるため、事前にMicrosoftアカウントのメールアドレス・パスワードを確認しておくと安心です。
- ゲームの再インストール
ローカルデータの削除と本体リセットが完了したら、Xboxストアまたはディスクからエルデンリングを再インストールします。再インストール完了後、ゲームを起動してクラウドとの同期がうまくいくかチェックしてみましょう。
クラウドセーブ復元のポイント
エルデンリングをはじめ、多くのXbox向けタイトルではクラウドセーブがデフォルトで有効になっています。ローカルデータを削除しても、クラウドに接続できれば自動的にセーブデータの同期が行われる仕組みです。ただし、以下の点には注意が必要です。
- オフライン状態でゲームをプレイしていた場合
オフラインでのプレイ中にセーブデータが更新されている場合、その最新データはクラウドに反映されていないことがあります。 - クラウドセーブの設定が無効になっている場合
何らかの理由でクラウドセーブをオフにしている場合は、オンライン上のバックアップが存在しない可能性があります。設定を見直してみましょう。
DLCと追加コンテンツの再ダウンロード
仮にDLCを購入している場合や、追加コンテンツを適用している場合は、これらがゲーム本体と同期していないとセーブデータを正しく読み込めない事例が報告されています。とくにエルデンリングはリリース後にいくつか更新やDLCが追加されていることがあるため、アップデートや購入済みコンテンツのステータスを再チェックするのがおすすめです。
- 購入履歴の確認
Microsoftアカウントにサインインし、購入履歴からエルデンリングの拡張やDLCがきちんと「所有済み」と表示されているか確認しましょう。 - DLCの再インストール
本体リセット後やストレージを整理した後は、DLCが「未インストール」扱いになっている可能性があります。Xboxストア上で改めてダウンロードし、インストールされているかチェックします。
ネットワークと本体アップデートの確認
セーブデータを同期するにあたって、安定したネットワーク環境は必須です。回線が不安定なときには、セーブデータが中途半端なタイミングでアップロード・ダウンロードを行い、破損を引き起こすことが考えられます。
1. ネットワーク接続の安定化
- 有線LANで接続できる環境がある場合は、Wi-Fiよりも有線接続を試してみましょう。
- ルーターやモデムの再起動を行い、IPアドレスやキャッシュをクリアにするのも有効です。
- ネットワークの速度テストを行い、十分な通信速度が出ているかを確認します。
2. システムアップデート状況のチェック
Xbox本体が古いバージョンで動作していると、一部のゲームやサービスとの互換性が失われる恐れがあります。以下の手順でアップデートを確認してみましょう。
- Xboxボタンを押してガイドを開く。
- [プロフィールとシステム] > [設定] > [システム] > [更新情報]を選択。
- 最新バージョンがあればアップデートを実行。
ゲーム自体のアップデートも同様に確認し、最新のバージョンになっているかチェックしましょう。
それでも解決しない場合の最終手段
上記の方法を試しても改善が見られない場合、より踏み込んだ対処が必要になるかもしれません。例えばハードウェアに起因するエラーの可能性や、セーブデータそのものがクラウド上で破損しているケースもあり得ます。
メーカーサポートに連絡
Xboxやゲームタイトルによっては、サポート窓口に問い合わせを行うと、データ復旧ツールや技術的なサポートを受けられることがあります。日本語で相談できる窓口も整備されていますので、状況を詳しく伝えてみましょう。
- 連絡時には以下の情報があるとスムーズです。
- ゲームのバージョンと利用中のDLC一覧
- Xbox本体のモデル(Xbox One, Xbox One S, Xbox One X, Xbox Series X|Sなど)
- 発生しているエラーコードやメッセージ
- ネットワークの接続方法(有線/無線)
- これまでに試した対処法
コミュニティフォーラムの活用
公式フォーラムやユーザーコミュニティでも、同様の不具合が報告されていることがあります。すでに同じトラブルに遭遇したプレイヤーが解決策を見つけている可能性があるので、検索してみると意外なヒントが得られることがあるでしょう。
海外フォーラムの活用
エルデンリングは世界中でプレイされているため、日本国内に限らず海外コミュニティでも非常に多くの情報が見つかります。英語圏のフォーラムやRedditのゲームコミュニティなどをチェックするのも一つの手です。海外で発見された解決法が日本語のコミュニティではあまり言及されていない場合、思わぬ形で活路が開けることもあります。
復旧が難しい場合の代替策
残念ながら、どうしてもセーブデータを復旧できないケースもゼロではありません。特にクラウドセーブも破損していたり、長期間オフラインでプレイしていたためにクラウドに古いデータしか残っていない場合は、復活が困難になります。
別キャラクターや周回プレイを視野に入れる
エルデンリングはビルドの幅が広く、一度育てたキャラクターのビルドに固執しなくても新たなスタイルで楽しめるゲームデザインになっています。もしデータ復旧が叶わない場合は、気持ちを切り替えて新たなキャラで最初からプレイするという選択肢も考えてみましょう。
周回要素とトライ&エラー
エルデンリングには周回プレイの楽しみがあり、1周目と2周目以降では敵の強さやアイテム配置が一部変わるなどの違いがあります。セーブデータを失っても、実は初見プレイとは異なる視点でまた新鮮な気持ちで遊べる可能性も。今度は別のビルドで挑戦するなど、前回のプレイとは違う戦術を試す好機と捉えると、意外とモチベーションが復活することもあります。
バックアップ習慣の大切さ
ゲームによってはローカルでバックアップを取る方法が用意されていることもあります。エルデンリングは公式にはクラウドセーブが標準ですが、普段から定期的にオンラインに接続し、こまめにゲームを終了することでクラウドへの同期を行う習慣をつけるのが最善策です。
まとめ
エルデンリングのセーブデータが突然ロードできなくなると、「今までの苦労が台無しかも……」と大きな不安に襲われます。しかし、Xboxの場合はクラウドセーブ機能のおかげでローカルデータを削除して再インストールすれば復旧できる可能性が十分にあります。具体的には以下のポイントを順番に試してみるとよいでしょう。
- エラーコードやメッセージのチェック
公式サポートやコミュニティで対策を検索し、該当する不具合がないか確認。 - ゲームや本体の再インストール・リセット
ローカルセーブデータを削除してクラウドと再同期する手順が非常に重要。 - DLCや追加コンテンツの状態を再確認
購入済みのコンテンツが反映されていない場合、セーブデータを正常に読み込めないことがある。 - ネットワークと本体アップデートの整合性チェック
最新バージョンでない場合、セーブデータの同期に問題が生じやすい。 - サポート窓口やコミュニティでの情報収集
海外フォーラムも含め、同様の不具合事例を確認すると解決策が見つかる場合がある。
どうしても復旧が難しい場合は、思い切って新しいキャラクターを作って再チャレンジすることで、新たなゲーム体験に踏み出すきっかけになるかもしれません。エルデンリングは周回プレイやビルドの自由度が高いタイトルですので、改めて最初から冒険を始めるのも決して悪い選択肢ではないでしょう。今までとは違う武器や魔法を選択することで新鮮さが得られ、さらに深い発見があるかもしれません。
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