Robloxエラーコード「0x8027035b」「0x80040904」を解決する具体的対処法

Robloxを起動しようとしたら突然エラーコード「0x8027035b」や「0x80040904」が表示されてしまい、何度再インストールを試しても改善できずに困っている方は多いようです。この記事では、その原因や具体的な対処方法をわかりやすく解説していきます。ぜひ参考にしてください。

Robloxアプリのエラーコードとは?

Robloxアプリで見られるエラーコード「0x8027035b」や「0x80040904」は、主にWindows環境で発生するトラブルを示すもので、Microsoft StoreやWindows本体のサービス、あるいはネットワーク設定に関連している可能性が高いとされています。これらのエラーが出ると、Robloxアプリ自体が起動できなかったり、プレイできるはずのゲームがまったくロードされないといった事象が起こりがちです。
多くの場合、Windowsのアップデートやストア関連サービスが何らかの理由で正常動作していないことが原因となります。そこで、まずはWindowsを最新の状態にすることや、Gaming Services Repair Toolを使った修復などを試してみるのが一般的な解決策です。

エラーコード「0x8027035b」とは

エラーコード「0x8027035b」は、Microsoftストアからインストールしたアプリやゲームを起動する際に遭遇しやすいエラーです。Gaming Servicesなどのサービスがうまく起動できない、あるいはWindows OS自体の更新が不十分で必要なファイルが読み込めないといった状況が挙げられます。
また、セキュリティソフトの干渉やネットワーク接続の不備が原因となるケースもあるため、総合的な原因を見極めることが大切です。

エラーコード「0x80040904」とは

「0x80040904」も基本的には同様の性質を持つエラーコードで、ゲームやアプリの起動プロセスがWindowsプラットフォームとの連携で失敗するときに表示されます。Microsoftストアのキャッシュが破損している場合や、ネットワークドライバの問題など、複数の要因が考えられます。
このエラーが出た場合も、まずはWindowsの更新やネットワークの状態を確認し、Gaming Servicesの修復などを試みることが重要です。

Windowsを最新の状態に更新する

Windowsのバージョンやパッチが古いと、Microsoftストアや関連するサービスで正常に動作しない可能性があります。以下の手順でWindowsをアップデートし、システムを最新の状態に保ちましょう。

Windows Updateの確認手順

  1. 「スタート」ボタンをクリックし、「設定」を選択します。
  2. 「更新とセキュリティ」を選択し、「Windows Update」に移動します。
  3. 「更新プログラムのチェック」をクリックして、利用可能な最新の更新プログラムがあるか確認します。
  4. 更新プログラムがあればインストールし、完了後に再起動を行います。

最新の状態にアップデートすることで、セキュリティや安定性が向上するだけでなく、Microsoft StoreやGaming Servicesの不具合が解消されるケースも多々あります。

Windows Updateがエラーを起こす場合

Windows Update自体がエラーを起こしてアップデートが止まってしまうときは、以下のコマンドでWindows Updateのコンポーネントをリセットすると改善することがあります。管理者権限でコマンドプロンプト、あるいはWindows PowerShellを起動して下記のように入力してください。

net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old
net start wuauserv
net start cryptSvc
net start bits
net start msiserver

これらのコマンドは、Windows Update関連のサービスを一時停止し、キャッシュである「SoftwareDistribution」フォルダや「catroot2」フォルダをリネームしてから再度サービスを起動する流れです。完了後にパソコンを再起動し、改めて「Windows Updateのチェック」を実行してみてください。

Gaming Services Repair Toolの実行

Microsoft StoreからダウンロードしたゲームやXbox Game Pass関連のタイトルを起動する際に必要となるサービス「Gaming Services」が壊れていると、Robloxをはじめとするゲームが起動しないトラブルが起こります。Microsoftはこれを修復するための専用ツールを提供しているので、ぜひ活用しましょう。

Gaming Services Repair Toolのダウンロードと使い方

  1. 下記の公式サイトへアクセスし、「Gaming Services Repair Tool」をダウンロードします。
    https://aka.ms/GamingRepairTool
  2. ダウンロードが完了したら、ファイルを右クリックし「管理者として実行」を選択してください。
  3. 画面の指示に従って修復処理を進めます。
  4. 修復が完了したらPCを再起動し、改めてRobloxアプリを起動してみてください。

参考情報

Gaming Services Repair Toolの詳細説明やよくある質問については、以下の公式サポートページに詳しく掲載されています。
https://support.xbox.com/help/games-apps/troubleshooting/gaming-services-repair-tool

Gaming Services自体を再インストールする方法

Gaming Services Repair Toolでも改善しない場合は、PowerShellを使ってGaming Servicesを再インストールすることでエラー解消が期待できます。以下の手順をお試しください。

  1. Windowsの検索ボックスに「PowerShell」と入力し、表示された「Windows PowerShell」を右クリックして「管理者として実行」を選択。
  2. 下記のコマンドを入力してGaming Servicesを一旦削除します。
   get-appxpackage Microsoft.GamingServices | remove-AppxPackage -allusers
  1. 続いて、下記のコマンドを入力してGaming Servicesを再インストールします。
   start ms-windows-store://pdp/?productid=9MWPM2CQNLHN
  1. Microsoft Storeが開くので、指示に従ってGaming Servicesを再インストールしてください。
  2. 完了後、PCを再起動し、Robloxアプリを起動してエラーが解消されているか確認します。

ネットワーク設定のリセット

インターネット接続が不安定だったり、ネットワークドライバやVPNクライアントとの相性によって、ゲームがサーバーに正しくアクセスできないケースもあります。そのため、一時的にネットワーク設定をリセットして、通信環境を初期化してみるのも有効です。

ネットワークリセットの手順

  1. 「スタート」ボタンを右クリックし、「設定」を選択。
  2. 「ネットワークとインターネット」を開き、「ネットワークの詳細設定」をクリック。
  3. 「ネットワークのリセット」を選び、「今すぐリセット」を実行します。
  4. PCが再起動したら、再度Robloxを起動してみます。

ネットワーク関連のコマンドでリセットする方法

上記のGUI操作以外にも、コマンドを使ってより細かいリセットを行うことができます。以下の例を管理者権限のコマンドプロンプトまたはPowerShellで実行すると効果的です。

ipconfig /release
ipconfig /renew
ipconfig /flushdns
netsh winsock reset
netsh int ip reset

これらのコマンドは、ネットワークアダプタのリースを更新し、DNSキャッシュをクリアし、WinsockカタログやIP設定をリセットすることで、ネットワーク障害の原因を取り除く手助けをします。

セキュリティソフトやファイアウォールの影響

セキュリティソフトやファイアウォールの設定が厳格すぎる場合、Robloxアプリが必要とする通信をブロックする可能性があります。特に外部サーバーとやり取りが必要なオンラインゲームでは、セキュリティ設定が原因で起動エラーが発生することも珍しくありません。

ファイアウォールやセキュリティソフトの設定確認

  • ファイアウォールの設定から、Robloxアプリが許可されているかを確認します。
  • セキュリティソフトによっては「ゲームモード」や「アプリケーションごとの通信設定」が存在するため、そこにRobloxが含まれているか確認してください。
  • 一時的にセキュリティソフトを無効化してみて、エラーが消えるかどうかをテストしてみるのも一つの方法です。ただし、セキュリティリスクを伴うため、必ず自己責任で行い、検証が終わったら元に戻すことを忘れないようにしましょう。

よくあるセキュリティソフトの設定項目

設定項目説明
スキャン対象特定のフォルダや実行ファイルを除外リストに追加する設定
リアルタイム保護常駐スキャンをオンオフする設定。負荷や干渉を軽減したいときに調整
ファイアウォールアプリケーション単位で通信を許可・拒否する設定
ゲームモードゲームプレイ時に通知やスキャンを抑えるモード

クリーンブートで不要な常駐ソフトを停止

Windowsの起動時に自動で実行される常駐ソフトが原因で、RobloxやGaming Servicesに干渉するケースも考えられます。クリーンブートを行うと、Windows標準以外のサービスやスタートアップを一時的に無効化し、エラーの原因となるソフトウェアを絞り込みやすくなります。

クリーンブートの手順

  1. Windowsの検索ボックスに「msconfig」と入力し、「システム構成」を開きます。
  2. 「サービス」タブをクリックし、「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れます。
  3. 「すべて無効」をクリックして、サードパーティ製サービスを停止します。
  4. 「スタートアップ」タブに移動し、「タスクマネージャーを開く」をクリックします。
  5. タスクマネージャーの「スタートアップ」タブで、不要なプログラムを「無効」に設定します。
  6. 全ての設定を終えたらPCを再起動し、Robloxを起動してエラーが解消されるかを確認します。

クリーンブート時に問題が発生しない場合は、スタートアップやサービスを一つずつ有効に戻しながら原因となるソフトを特定していきましょう。

最終確認と追加のトラブルシューティング

ここまでご紹介してきた手順をすべて試しても問題が解決しない場合は、以下の追加対処策も検討してみてください。

Microsoft Storeのキャッシュをクリアする

Microsoft Storeアプリのキャッシュが破損していると、アプリのダウンロードや更新が正常に行えない場合があります。以下のコマンドでキャッシュをクリアできます。

wsreset

このコマンドを実行するとMicrosoft Storeがリセットされ、キャッシュ関連の問題が解消される可能性があります。

アプリの再インストール方法を変える

公式サイトからのインストールでうまくいかない場合、Microsoft Store経由や、逆にMicrosoft Storeではなく公式サイトからのセットアップ用実行ファイルを利用するなど、異なる経路でインストールしてみるのも有効です。
Roblox公式サイトにあるインストーラとMicrosoft Storeのアプリ版では、若干挙動が異なることがあります。

Windowsのシステムファイルチェック(SFC)やDISMの実行

Windows自体のシステムファイルが破損していると、アプリの起動や更新に失敗することがあります。管理者権限のコマンドプロンプト、あるいはPowerShellで以下を試してください。

  1. システムファイルチェッカー(SFC)
   sfc /scannow

これによりシステムファイルの整合性がチェックされ、破損があれば自動的に修復が試みられます。

  1. DISMコマンド
   DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
   DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
   DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

DISMコマンドはWindowsのイメージを修復するためのツールです。特に「/RestoreHealth」を実行することで、オンライン上から問題のあるファイルをダウンロードして修復を行います。

エラー解決のためのまとめ

Robloxを起動しようとしたときに「0x8027035b」または「0x80040904」のエラーが表示されると、どうしても焦ってしまいがちです。しかし、Windowsの更新やGaming Servicesの修復、ネットワークリセットやクリーンブートなど、基本的な対処を丁寧に行うだけで多くのケースが解消します。
もしこれらの方法を試しても改善しない場合は、セキュリティソフトの干渉やWindows自体の深刻なトラブルが考えられるため、専門家やサポート窓口に相談してみるのも一つの方法です。

とはいえ、Roblox利用者からは、今回紹介した方法を実践した結果として「無事エラーが解消された」との報告が多数寄せられています。どれか一つの方法だけでは改善が見られない場合も、複数のステップを組み合わせることでエラー発生の原因を取り除ける可能性は高いと言えるでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. Robloxのアンインストールや再インストールを何度やっても直りません。どうすればよい?

A. 単純にアンインストールと再インストールを繰り返しても、Windows側の問題が残っているとエラーは解消しません。本記事で紹介したように、まずはWindows UpdateとGaming Servicesの修復、ネットワーク設定のリセット、セキュリティソフトの見直しなどを行ってください。

Q2. ネットワークリセットをしたら、Wi-Fiの設定が消えてしまいました。

A. ネットワークリセットではWi-Fiのパスワードなどの設定情報が初期化されます。再接続時に再度パスワードを入力する必要がありますが、これは正常な動作です。あらかじめWi-Fi設定を控えておくとスムーズに再接続できます。

Q3. Gaming Services Repair Toolを実行するときの注意点は?

A. 修復ツールの実行には管理者権限が必要です。また、ツール実行中は不要な操作を避け、指示に従って再起動するようにしてください。途中でキャンセルしたりPCの電源を落としたりすると、さらに状態が悪化する可能性があります。

Q4. Windowsがどうしてもアップデートできません。どうすれば良い?

A. Windows Updateに失敗する場合は、Windows Updateのコンポーネントリセットやトラブルシューティングツールの利用を検討しましょう。それでもダメなら、システムファイルの破損やストレージ容量不足、OS自体の重大な問題がある可能性があります。最終的には修復インストールやクリーンインストールなど、より大掛かりな作業が必要になるケースもあります。

まとめ

Robloxアプリのエラーコード「0x8027035b」や「0x80040904」は、一見すると原因がわかりにくいものの、Windows環境との連携不具合やセキュリティソフト・ネットワーク設定が影響しているケースが大半です。
大切なのは順を追って手を打っていくこと。まずはWindowsの更新状況をチェックし、Gaming Servicesの修復や再インストールを行い、ネットワークやセキュリティソフトを見直すといった基本的な対処をすべて実践してみてください。それでも改善しないときは、クリーンブートやコマンドラインでのシステムファイルの修復、さらに専門家への相談など、トラブルシューティングの幅を広げると良いでしょう。

問題がスムーズに解決すると、ストレスフリーでRobloxの世界を楽しむことができるはずです。ぜひ本記事の内容を参考にして、快適なゲーム体験を取り戻してください。

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