Microsoft Teamsを使いながら、ウィンドウを閉じてもアプリがちゃんと稼働しているのか気になったことはありませんか?本記事では、新しいmacOS向けTeamsでウィンドウを閉じた際のバックグラウンド動作の仕組みや、設定画面では見当たらない「ウィンドウを閉じてもアプリをバックグラウンドで動かす」項目について詳しく解説します。ぜひ参考にして、Teamsをより快適に活用してください。
新しいmacOS版Teamsでウィンドウを閉じるとどうなる?
新しいUIや動作が導入されたmacOS版Teamsでは、従来のWindows版や旧iOS版のように「ウィンドウを閉じてもアプリをバックグラウンドで動作させる」という設定項目を見つけることができません。これにより、ウィンドウを閉じると通知が届かなかったり、通話の着信を逃してしまうのではないかと不安になる方も多いようです。
しかし実際には、ウィンドウを閉じてもTeamsそのものはメモリ上で動作を続け、通知や着信を受け取れるという挙動が確認されています。Dockのアイコンがアクティブになっていれば、アプリがバックグラウンドで動作している証拠と考えてよいでしょう。
Windows版や旧iOS版との違い
従来のWindows版Teamsや旧iOS版Teams(現在はiPhone/iPad版に刷新されています)では、設定画面に「ウィンドウを閉じてもアプリを終了しない」あるいは「On close, keep the application running」といった明示的な項目が存在していました。
しかし新しいmacOS版Teamsでは、そうした文言が見当たりません。これはUI上の変更によるものであり、決してバックグラウンド動作ができなくなったわけではありません。
設定のUI変更の背景
Microsoft側から公式には説明がありませんが、新バージョンのTeamsはデザイン刷新やパフォーマンス向上を目的としてUIをシンプルにする方向に動いていると考えられます。もともとWindows版やiOS版で存在した設定項目を省略することで、ユーザーが細かいオプションを意識せずとも、そのまま閉じてもアプリが常駐する仕組みを標準化しようとしている可能性があります。
実際のバックグラウンド動作を確認する方法
ウィンドウを閉じた状態でもTeamsがバックグラウンドで動いているかを気にする方は、以下のような方法で実行状況を確認できます。
Dockやメニューバーのアイコンをチェック
macOSではアプリケーションを閉じたあとでも、Dock上にアプリのアイコンが残っていれば、アプリケーション自体は起動状態にあります。Teamsアイコンが表示され、クリックするとすぐにウィンドウが再表示されるようであればバックグラウンドで動作している証拠です。
またメニューバー右上にある通知センターやステータスメニューなどでは、通知を受け取るアプリがバックグラウンドで実行されている場合、通知バナーがポップアップ表示されることもあります。
アクティビティモニタでプロセスを確認
さらに詳しくアプリが動いているかどうかを確かめたい場合は、下記の方法で「アクティビティモニタ」を使います。
- Finderで「アプリケーション」フォルダ → 「ユーティリティ」 → 「アクティビティモニタ」を起動する
- 上部の検索バーで「Teams」と入力する
- 「Microsoft Teams」や関連するプロセスが表示されていれば、バックグラウンドでチームが稼働中
もしウィンドウを閉じた後にここでTeamsのプロセスが見つかれば、アプリは終了せずに動作し続けていることがわかります。
AppleScriptを使った簡易チェック例
以下のAppleScriptコードを活用すると、「Teams」というアプリケーションが起動しているかをターミナルで確認できます。AppleScriptエディタやAutomatorなどを使えばGUIでもチェック可能です。
tell application "System Events"
set teamApp to exists process "Microsoft Teams"
end tell
if teamApp is true then
display dialog "Microsoft Teamsはバックグラウンドで動作中です。"
else
display dialog "Microsoft Teamsは起動していません。"
end if
このスクリプトを実行すると、Teamsが動作中であればダイアログで教えてくれます。ウィンドウを閉じた直後でも、Teamsが消えずに常駐している様子を確認することができます。
もし通知が届かない場合の対処法
「ウィンドウを閉じた後に通知や着信が届かない」という声も一部で聞かれます。そうした場合にチェックすべきポイントをまとめます。
通知設定を再確認する
macOSの「システム設定」→「通知と集中モード」から、Teamsの通知許可が有効かどうかをまず確かめましょう。
誤ってTeamsの通知をオフにしていたり、「集中モード(旧称:おやすみモード)」が有効化されていると、必要な通知がブロックされてしまうことがあります。
Teamsのプライバシー設定を見直す
Teams本体の「設定」→「通知」のセクションで、チャットメッセージやチームのメンション、通話関連の通知が有効になっているかをチェックします。たとえば音声通話やビデオ通話の着信は、「通知オフ」に設定しているとウィンドウを閉じていなくても気づけないでしょう。
組織管理者によるポリシーも要注意
会社などの組織に所属している場合、管理者がTeamsの通知ポリシーを制限している可能性があります。特定のチャネルや外部ユーザーとのやりとりが通知対象外となっている場合もあるため、管理者に確認することが大切です。
ウィンドウを閉じても着信を逃さないためのTips
実際にはウィンドウを閉じてもTeamsがバックグラウンドで稼働している一方、いくつかの小技や注意点を押さえておくと、より確実に着信をキャッチできます。
Dockアイコンのバッジを活用する
macOSでは、アプリのDockアイコンに未読メッセージ数や通知バッジを表示することが可能です。Teamsがバックグラウンドでも、このバッジを見ることで新着メッセージや通話の見逃しをチェックできます。
Dockアイコンのバッジが表示されている場合は、クリックしてウィンドウをすぐに表示し、確認するとよいでしょう。
メニューバーアイコンを表示させる(将来的な追加の可能性)
現行のmacOS版Teamsでは明確なメニューバー常駐アイコンが提供されていないケースもあります。ただしMicrosoftが段階的にUIをアップデートしているため、今後のバージョンでメニューバーアイコンによる常駐状態の視覚的な確認が可能になるかもしれません。
短期的な対策
もしメニューバーで常駐を視認したい場合には、サードパーティ製のツールでアプリの状態を監視し、独自のメニューバーアイコンを表示する方法があります。ただし公式サポート外のカスタマイズになるため、不具合が発生した場合には自己責任となる点に注意してください。
「ウィンドウを閉じてもバックグラウンドで動作」設定がない理由
前述のとおりMicrosoftは公式に声明を出していないため、あくまで推測となりますが、以下のような要因が考えられます。
要因 | 考えられる理由 |
---|---|
UIの簡略化 | 細かい設定を減らし、ユーザーが意識せずにバックグラウンド動作させるため |
macOSの設計思想 | macOSではウィンドウを閉じてもアプリを終了しない文化が強く、Windowsとの差異を吸収しようとしている |
統合コードベース | 新しいTeamsクライアントは複数プラットフォームのコードベースが統合されており、OSごとの設定項目を削除・非表示にしている |
こうした理由から、利用者側が意図しなくともアプリを終了することなく常駐し続ける設計になっていると考えられます。
通知が届かないなどの不具合がある場合の対処
万が一、ウィンドウを閉じると通知が一切来なくなる、もしくは通話に参加できないといった問題がある場合、以下の手順を試してみることをおすすめします。
1. Teamsを再起動する
単純な方法ですが、意外にも効果的なのが一度完全終了させて再起動することです。Dockアイコンを右クリックし、「終了」を選択したのち、再度Teamsを起動してください。場合によっては「強制終了」も必要になるかもしれません。
2. macOSを再起動する
macOSのシステム側で通知システムやネットワーク周りに何らかのトラブルが起きている可能性もあります。一度再起動してシステムをリフレッシュさせると、不具合が解消されるケースも少なくありません。
3. アプリの再インストール
Teamsクライアントのインストールファイルに破損があったり、バージョンが古いまま更新されていなかったりすることが原因でトラブルが起こる場合があります。公式サイトから最新バージョンのTeamsを再インストールしてみましょう。
アンインストール時の注意点
アンインストールを行う際、以下のフォルダも併せて削除するとクリーンな状態で再インストールできます。ただし必要なデータをバックアップしてから実行してください。
~/Library/Application Support/Microsoft/Teams/
~/Library/Preferences/com.microsoft.teams.plist
ユーザーコミュニティへのフィードバック
新しいmacOS版Teamsにおける「ウィンドウを閉じてもバックグラウンドで動作を維持する」設定項目の非表示について、戸惑っているユーザーは少なくありません。もし設定UIの復活や改良を望む場合、以下の方法でフィードバックを送ることができます。
1. Teamsアプリ内の「ヘルプ → フィードバック送信」
Teamsアプリ自体から直接Microsoftに要望を送ることが可能です。画面右上のプロフィールアイコン付近にある「ヘルプ」メニュー内に「フィードバック送信」が用意されています。ユーザーインターフェースの改善要望や不具合報告を行う際に活用しましょう。
2. Microsoftコミュニティフォーラム
Microsoft公式のコミュニティフォーラムでは、同じ課題を抱えるユーザーと情報を共有できます。他のユーザーが既に報告している場合は、投票やコメントで支持を表明することで、Microsoftにとっての改善優先度を上げる一助になるでしょう。
3. UserVoiceやGitHub Issue
一部Microsoft製品はUserVoiceやGitHubのリポジトリ上でフィードバックを受付けているケースがあります。Teamsについては主にTeamsのUserVoiceが用意されていましたが、Microsoftの方針転換で廃止や変更の可能性があります。最新の窓口情報を確認し、そこから要望を出すのも手段の一つです。
まとめ:macOS版Teamsはウィンドウを閉じてもバックグラウンド動作する
新しいmacOS版Teamsでは、「ウィンドウを閉じてもアプリをバックグラウンドで動作させる」設定が見当たらないため戸惑いがちです。しかし、実際にはウィンドウを閉じても自動的に常駐し、通知や着信を受け取り続けられる仕組みになっています。
設定項目が見つからないのはUIの簡略化やシステム仕様の統合によるものである可能性が高く、多くのユーザーは基本的に意識しなくてもそのまま使い続けられます。もし着信や通知がうまく届かない場合は、OSやTeamsの通知設定を見直したり、アクティビティモニタをチェックしてチームが動作中であるかを確認してみてください。
さらにフィードバックを送ることで、ユーザーが求める「明示的にバックグラウンド動作をオン・オフできる設定」が今後のアップデートで復活する可能性もあります。ぜひ本記事の情報を活用して、快適なTeamsコミュニケーション環境を構築してください。
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