ハイレゾ音源とCD音源と比較すると、環境が整えば確かにハイレゾ音源の方が音質はいいと断言できます。
ただ、時々「思い込み」じゃないのかと思うわけです。いわゆるプラシボー効果というやつで、お腹が痛くて辛いといっている人にビタミン剤を最高の薬として処方すると治ってしまうという現象と同じではないかと。
聞いて比較する事は散々やりましたので、波形を用いて視覚的に比較することにしました。
比較する音源は、Rafal Blechacz のPolonaiseです。
ハイレゾ (96.0kHz/24Bit) とCD音質(44.1kHz/16Bit) の音源で比較します。
波形を読み込むソフトとしてAbleton Liveを使用します。
目次
波形での音源比較
上がCD音源の波形で下がハイレゾ音源の波形です。それぞれ2本波形があるのは左右の波形です。
倍率を上げてみます。同じに見えます。。。
さらに倍率を上げてみます。同じに見えます。
さらに倍率を上げてみます。若干上のCD音源の方が荒くなっています。ハイレゾは滑らか
さらに倍率を上げてみます。決定的に違いますね、CD音源は段差ができています。ギザギザしている
MAXまで倍率を上げます。完璧に違います。CD音源は荒い
比較して思ったこと
確かにCD音源と比較すれば、ハイレゾは優秀です。
ただ、ハイレゾでもひたすら拡大していけば波形に段差が現れます。
アナログは完全にこの段差がないわけで、アナログの心地よさっていうのはここら辺からくるのではと思いました。
PCオーディオ環境においてもDSD等でアナログと同様の再生が可能なので、機材をそろえて試してみたいです。
コメント
コメント一覧 (2件)
音源データそのもので語ればそうなのですけど、今のDACは知る限り内部でアップサンプリングされているので、実際に音の元として出てくる波形は割と滑らかだったりします。
とはいえ、それは補完に他ならないので、元データがが緻密な方が原音には近いはずなのですが。
…てエラそうなことを言う割にはハイレゾ音源はまともに聞いたことがなかったりします・苦笑
ウチのDACも16bit/48kHz止まりですしねー
nekさんコメありがとうございます。
DACから出力される波形はアナログになっているので、見た目は滑らかって事だと思っています。
いや、うーん、実際にアンプを通した後なのかな〜滑らかなのは
DACとアンプの中間に存在する音ってのは気にした事がありませんでした。
奥が深い