WindowsやUnix系(Linux、macOSなど)のコマンドプロンプト・シェルで頻繁に使われる基本コマンドの一つが「cd」です。このコマンドは「Change Directory」を意味し、ディレクトリ(フォルダ)を移動するために使用されます。この記事では、この「cd」コマンドについて、全オプションを網羅的に解説します。各オプションの具体的なコードとその使用例も詳しく説明します。
目次
「cd」コマンドの基本的な使い方
「cd」コマンドは非常にシンプルで、基本的な使い方は以下のようになります。
cd [ディレクトリ名]
実用例
たとえば、現在のディレクトリが「C:\Users\Username」で「Documents」フォルダに移動したい場合は、
cd Documents
と入力します。
各オペレーティングシステムにおけるオプションとその使用法
Unix系とWindowsでオプションが異なるため、それぞれについて説明します。
Unix系(Linux、macOS)
Unix系では、「cd」コマンド自体にはほとんどオプションがありませんが、以下のような特殊な使い方が可能です。
cd -
: 直前のディレクトリに移動します。
cd -
実用例
仕事で「~/Documents/work」と「~/Documents/home」の間を頻繁に移動するとします。その場合、cd -
を使うと効率よくディレクトリ移動が可能です。
cd ~/Documents/work
cd ~/Documents/home
cd -
Windows
Windowsでも「cd」コマンド自体に多くのオプションはありませんが、以下の特殊な使い方があります。
cd /d
: ドライブも含めてディレクトリを変更します。
cd /d D:\Documents
実用例
「C:」ドライブの「Users」フォルダから「D:」ドライブの「Documents」フォルダに移動する場合は、
cd /d D:\Documents
と入力します。
まとめ
この記事では、「cd」コマンドの基本的な使い方からUnix系とWindowsでの特殊なオプションについてまで詳しく解説しました。これで、どんな環境でもスムーズにディレクトリを移動できるようになるでしょう。
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