Excel VBAを使用して、音楽ファイルのメタデータを取得し、そのメタデータ(アーティスト名やアルバム名)をファイル名に追加する方法を学びます。この記事では、具体的なVBAコードとその詳細解説、さらに応用例を通して、この技術の幅広い応用範囲を探求します。
目次
基本的なVBAコード
まず、基本となるVBAのコードを紹介します。このコードは、指定されたフォルダ内の音楽ファイルのメタデータを取得し、ファイル名にアーティスト名やアルバム名を追加する役割を持っています。
Sub RenameMusicFiles()
Dim file As String
Dim folderPath As String
Dim artistName As String
Dim albumName As String
Dim newName As String
'フォルダの指定
folderPath = "C:\Music\" 'ここを適切なパスに変更する
'フォルダ内の音楽ファイルを順番に取得
file = Dir(folderPath & "*.mp3") 'ここでは.mp3ファイルを対象としています
Do While file <> ""
'メタデータ取得の処理(疑似コード)
artistName = GetArtistName(file)
albumName = GetAlbumName(file)
'新しいファイル名の作成
newName = artistName & " - " & albumName & " - " & file
'ファイル名の変更
Name folderPath & file As folderPath & newName
'次のファイルを取得
file = Dir
Loop
End Sub
コードの詳細解説
このコードは、指定されたフォルダ(folderPath)内の全ての.mp3ファイルを順番に取得し、各ファイルのメタデータからアーティスト名とアルバム名を取得します。そして、これらの情報をもとに新しいファイル名を作成し、ファイル名を変更します。
具体的には、`Dir`関数を使ってフォルダ内のファイルを取得しており、`Name As`文を使ってファイル名を変更しています。また、メタデータ取得の部分は疑似コードで示されており、実際のメタデータ取得方法は、外部のライブラリやAPIを使用する必要があるかもしれません。
応用例
1. ファイル形式の選択
異なるファイル形式(例:.wav, .flacなど)の音楽ファイルにも同じ処理を適用する方法を紹介します。
'フォルダ内の.wavファイルも取得
file = Dir(folderPath & "*.wav")
2. メタデータの取得方法の変更
外部ライブラリやAPIを使用してメタデータを取得する例を紹介します。
'外部ライブラリを使用してメタデータを取得
artistName = ExternalLibrary.GetArtistName(file)
albumName = ExternalLibrary.GetAlbumName(file)
3. ファイル名の形式のカスタマイズ
アーティスト名、アルバム名、曲名の順番を変更する方法や、間の区切り文字を変更する方法を紹介します。
'新しいファイル名の形式を変更
newName = albumName & " (" & artistName & ") - " & file
まとめ
Excel VBAを使用して音楽ファイルのメタデータを取得し、それをファイル名に反映させる方法について学びました。この技術は、大量の音楽ファイルを整理する際や、一貫した命名規則を適用する際に非常に役立ちます。
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