Windowsコマンドプロンプトを使えば、システム情報を素早く取得することができます。この記事では、初心者でも簡単に実行できる具体的なコマンドとその手順を紹介します。これにより、システムの状態を把握し、トラブルシューティングやメンテナンスに役立てることができます。
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コマンドプロンプトを開く方法
コマンドプロンプトを開くための基本的な手順を以下に示します。これにより、Windowsでさまざまなコマンドを実行できます。
スタートメニューから開く
- タスクバーの左端にある「スタート」ボタンをクリックします。
- 「スタート」メニューの検索バーに「cmd」と入力し、Enterキーを押します。
- 「コマンドプロンプト」が表示されるので、これをクリックします。
ショートカットキーで開く
- キーボードの「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- ダイアログに「cmd」と入力し、Enterキーを押します。
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システム情報コマンド「systeminfo」の使用方法
コマンドプロンプトを開いたら、「systeminfo」コマンドを使用して、詳細なシステム情報を取得できます。
「systeminfo」コマンドの実行
- コマンドプロンプトに「systeminfo」と入力し、Enterキーを押します。
- 少し待つと、システムの概要が表示されます。
取得できる情報
「systeminfo」コマンドを実行すると、以下のような情報が表示されます。
- オペレーティングシステム名とバージョン
- システムメーカーとモデル
- BIOSバージョン
- インストール済みメモリ(RAM)
- ネットワークアダプタ情報
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ネットワーク設定の確認方法
ネットワーク設定を確認するために、コマンドプロンプトで「ipconfig」コマンドを使用します。このコマンドでIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどの情報を取得できます。
「ipconfig」コマンドの実行
- コマンドプロンプトに「ipconfig」と入力し、Enterキーを押します。
- ネットワークアダプタごとに設定されたIPアドレスやその他の詳細情報が表示されます。
詳細なネットワーク情報の確認
さらに詳細な情報が必要な場合は、「ipconfig /all」を使用します。これにより、物理アドレス(MACアドレス)、DHCPサーバー情報、DNSサーバー情報なども表示されます。
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ディスク情報の取得方法
ディスクの情報を確認するために、コマンドプロンプトで「wmic diskdrive」コマンドを使用します。このコマンドでディスクのモデル、サイズ、状態などを取得できます。
「wmic diskdrive」コマンドの実行
- コマンドプロンプトに「wmic diskdrive get model,size,status」と入力し、Enterキーを押します。
- ディスクドライブのモデル、サイズ、状態が一覧で表示されます。
「wmic logicaldisk」コマンドの使用
論理ディスク(パーティション)の情報を確認するために、「wmic logicaldisk get name,filesystem,freespace,size」を使用します。
- コマンドプロンプトに「wmic logicaldisk get name,filesystem,freespace,size」と入力し、Enterキーを押します。
- 各パーティションの名前、ファイルシステム、空き容量、総容量が表示されます。
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メモリ情報の確認方法
メモリの情報を確認するために、コマンドプロンプトで「wmic memorychip」コマンドを使用します。このコマンドでメモリの容量、速度、製造元などを取得できます。
「wmic memorychip」コマンドの実行
- コマンドプロンプトに「wmic memorychip get capacity, speed, manufacturer」を入力し、Enterキーを押します。
- 各メモリモジュールの容量、速度、製造元が表示されます。
「systeminfo」コマンドの活用
「systeminfo」コマンドでもメモリ情報を確認できます。
- コマンドプロンプトに「systeminfo | findstr /C:”Total Physical Memory” /C:”Available Physical Memory”」を入力し、Enterキーを押します。
- 総物理メモリと利用可能な物理メモリが表示されます。
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インストール済みプログラムのリスト取得方法
インストールされているプログラムの一覧を確認するために、「wmic product」コマンドを使用します。このコマンドでプログラム名、バージョン、インストール日などを取得できます。
「wmic product」コマンドの実行
- コマンドプロンプトに「wmic product get name, version, installdate」を入力し、Enterキーを押します。
- インストール済みのプログラムの名前、バージョン、インストール日が一覧で表示されます。
プログラム一覧をテキストファイルに保存
プログラムの一覧を後で確認するために、テキストファイルに保存することも可能です。
- コマンドプロンプトに「wmic product get name, version, installdate > InstalledPrograms.txt」と入力し、Enterキーを押します。
- 現在のディレクトリに「InstalledPrograms.txt」ファイルが作成され、プログラムの一覧が保存されます。
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起動時プログラムの確認方法
起動時に自動実行されるプログラムを確認するために、「wmic startup」コマンドを使用します。このコマンドで、起動時に実行されるプログラムの名前やコマンドを取得できます。
「wmic startup」コマンドの実行
- コマンドプロンプトに「wmic startup get caption, command, location」を入力し、Enterキーを押します。
- 起動時に実行されるプログラムの名前、コマンド、場所が一覧で表示されます。
タスクマネージャーでの確認
グラフィカルインターフェースで起動時プログラムを確認する方法もあります。
- タスクバーを右クリックし、「タスクマネージャー」を選択します。
- 「スタートアップ」タブをクリックし、起動時に実行されるプログラムの一覧を確認します。
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まとめ
この記事では、Windowsコマンドプロンプトを使用してシステム情報を取得するさまざまな方法を紹介しました。以下は、主なポイントのまとめです。
- コマンドプロンプトを開く方法
- 「systeminfo」コマンドで詳細なシステム情報を取得
- 「ipconfig」コマンドでネットワーク設定を確認
- 「wmic diskdrive」コマンドでディスク情報を取得
- 「wmic memorychip」コマンドでメモリ情報を確認
- 「wmic product」コマンドでインストール済みプログラムのリストを取得
- 「wmic startup」コマンドで起動時プログラムを確認
これらのコマンドを活用することで、システムの状態を簡単に把握し、トラブルシューティングやメンテナンスに役立てることができます。コマンドプロンプトを使いこなして、より効率的にシステム管理を行いましょう。
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