Linuxでファイルの最終変更日時を表示する方法とその応用

Linuxシステムで作業をする際、ファイルやディレクトリの最終変更日時を知る必要があります。この記事では、ファイルの最終変更日時を表示する基本的な方法から、その応用まで詳しく解説します。

目次

基本コマンド: stat

Linuxでは「stat」コマンドを使用して、ファイルやディレクトリの詳細な情報を取得することができます。

stat ファイル名  # ファイルの詳細な情報を取得

このコマンドを実行すると、ファイルのサイズ、ブロック数、inode番号、最終アクセス日時、最終変更日時などの情報が表示されます。特に「Modify」の項目がファイルの最終変更日時を示しています。

日付のみを表示する方法

最終変更日時の日付のみを表示する場合、以下のコマンドを使用します。

stat -c %y ファイル名 | cut -d' ' -f1  # 最終変更日時の日付のみを取得

応用例1: ある日付より新しいファイルを検索

特定の日付より新しいファイルを検索する場合、以下のコマンドを使用します。

find /path/to/search -type f -newermt 'YYYY-MM-DD'  # YYYY-MM-DDより新しいファイルを検索

応用例2: ある期間の間に変更されたファイルを検索

特定の期間内に変更されたファイルを検索する場合、以下のコマンドを使用します。

find /path/to/search -type f -newermt 'YYYY-MM-DD' ! -newermt 'YYYY-MM-DD'  # 2つの日付の間に変更されたファイルを検索

応用例3: 最終変更日時が一定期間経過したファイルを削除

一定期間変更されていないファイルを削除する場合、以下のコマンドを使用します。

find /path/to/search -type f ! -newermt 'YYYY-MM-DD' -exec rm {} \;  # YYYY-MM-DDより前に変更されたファイルを削除

応用例4: ファイルの変更頻度を調べる

特定のディレクトリ内のファイルの変更頻度を調べるには、以下のコマンドを使用します。

find /path/to/search -type f -printf '%TY-%Tm-%Td %p\n' | sort | uniq -c  # ファイルの変更頻度を日付ごとに集計

まとめ

Linuxでファイルの最終変更日時を表示する方法やその応用について紹介しました。これらのコマンドは、システム管理やデータ分析、バックアップの計画など、多岐にわたるタスクで役立ちます。基本から応用までしっかりと理解して、日常の作業に活かしてください。

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