Linuxでディレクトリの使用量を確認する方法にはいくつかの手段があります。この記事では、主に`du`と`df`コマンドを用いて、どのようにディレクトリやファイルシステムの使用量を把握するかを詳しく説明します。具体的なコード例とその解説、さらには応用例を4つ以上も紹介しています。
目次
基本コマンド:duとdf
Linuxでディレクトリの使用量を確認するには、主に`du`コマンドと`df`コマンドが使用されます。
duコマンド
`du`(Disk Usage)コマンドは、指定したディレクトリやファイルの総使用量を確認するコマンドです。
du -sh /path/to/directory # ディレクトリの使用量を確認
このコマンドは、`-s`でサマリー表示、`-h`で人間が読みやすいフォーマット(KB、MB、GB)で出力されます。
dfコマンド
`df`(Disk Free)コマンドは、マウントされたファイルシステムの使用可能なディスク容量を表示します。
df -h # ファイルシステムの使用量を確認
このコマンドも、`-h`オプションで人間が読みやすいフォーマットで出力されます。
詳細な使用量の確認方法
duコマンドのオプション
`du`コマンドにはいくつかの便利なオプションがあります。
du -a /path/to/directory # ディレクトリ内のすべてのファイルとディレクトリの使用量を表示
dfコマンドのオプション
`df`コマンドもまた、多くのオプションを持っています。
df -T # ファイルシステムの種類も表示
応用例
以下は、日常的な業務で役立つ応用例です。
例1:特定の拡張子のファイルの使用量を計算
du -ch *.log # .log拡張子のファイルの総使用量を計算
例2:特定のユーザーが使用しているディスク容量を確認
du -sh /home/username # 特定ユーザーのホームディレクトリの使用量を確認
例3:空き容量が少ないディレクトリを特定
df -h | awk '$5 >= 90 {print}' # 使用率が90%以上のファイルシステムを表示
例4:特定のディレクトリ以下の大きなファイルを見つける
find /path/to/directory -type f -size +100M # 100MB以上のファイルを検索
まとめ
Linuxでディレクトリやファイルシステムの使用量を確認する手段は多く、日常的なシステム管理作業で非常に役立ちます。特に、`du`と`df`コマンドはその基本中の基本であり、そのオプションや応用例を理解しておくことで、より効率的なシステム管理が可能になります。
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