Linuxでディレクトリ内の大容量ファイルやサブディレクトリを特定する方法

Linux環境でのディスク容量の管理は非常に重要なタスクの一つです。特に、サーバーの管理や大量のデータを扱う場面では、効率的なディスクの使用が求められます。この記事では、Linuxでディレクトリ内で最も容量を消費しているファイルやサブディレクトリを特定する方法について詳しく解説します。コード例やその解説、さらに応用例を4つ以上含めています。

目次

基本的なコマンド

Linuxには`du`と`find`という便利なコマンドがあります。これらを使ってディレクトリやファイルのサイズを調査することができます。

du -sh /path/to/directory  # ディレクトリ全体のサイズを確認

`du` コマンド

`du`コマンドは「disk usage」の略で、ディレクトリやファイルがどれくらいのディスク容量を使用しているかを調査します。

du -a /path/to/directory  # ディレクトリ内の全てのファイルとディレクトリのサイズを確認

`find` コマンド

`find`コマンドは、条件に合ったファイルやディレクトリを探します。大きなファイルを見つける場合に便利です。

find /path/to/directory -size +100M  # 100MB以上のファイルを検索

応用例

応用例1: 最も容量を使用しているファイルを10個リストアップ

次のコマンドで、最も大きなファイルを10個リストアップできます。

du -a /path/to/directory | sort -n -r | head -n 10

応用例2: 特定の拡張子のファイルのみを対象とする

特定の拡張子(例:.log)の大きなファイルを見つける場合は以下のようにします。

find /path/to/directory -name "*.log" -size +10M

応用例3: 一定時間以上更新されていない大きなファイルを見つける

30日以上更新されていない、かつ大きなファイルを探すには次のようにします。

find /path/to/directory -size +10M -mtime +30

応用例4: ファイルサイズでの検索と`du`コマンドの組み合わせ

`find`コマンドで特定したファイルのリストに対して、`du`コマンドを適用する例です。

find /path/to/directory -size +10M -exec du -sh {} \;

まとめ

Linux環境でディレクトリやファイルのサイズを効率的に管理するには、`du`や`find`といったコマンドが非常に役立ちます。特に大規模なデータを扱う際には、これらのコマンドを駆使して容量の最適化を図ることが重要です。

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