Linuxでパッケージのインストール日時を確認する方法

Linuxシステムでソフトウェアやライブラリがいつインストールまたはアップデートされたのかを確認する方法は、システム管理者や開発者にとって非常に重要です。この記事では、Debian系とRed Hat系の2つの主要なLinuxディストリビューションでパッケージのインストール日時を確認する方法を詳しく解説します。

目次

Debian系Linuxでのパッケージのインストール日時確認

Debian系のLinuxディストリビューション(Ubuntu、Debianなど)では`dpkg`コマンドを使用してパッケージのインストール日時を確認できます。

dpkgログを使った確認方法

grep " install " /var/log/dpkg.log | grep [パッケージ名]

このコマンドは、`/var/log/dpkg.log` ログファイルを検索して特定のパッケージに関するインストール情報を取得します。

Red Hat系Linuxでのパッケージのインストール日時確認

Red Hat系のLinuxディストリビューション(RHEL、Fedora、CentOSなど)では`rpm`コマンドを使用します。

rpmコマンドを使った確認方法

rpm -q --qf '%{installtime:date} %{name}\n' [パッケージ名]

こちらも同様に、インストールされた日時とパッケージ名が出力されます。

応用例

以下は、これらのコマンドを応用したいくつかの例です。

1. インストールされた全パッケージの日時を一覧表示(Debian系)

grep " install " /var/log/dpkg.log

2. 最近インストールされたパッケージを確認(Red Hat系)

rpm -qa --last | head

3. 期間を指定してインストールされたパッケージを検索(Debian系)

awk '/^2023-09/ {print}' /var/log/dpkg.log

4. 特定のパッケージがアップデートされた回数(Red Hat系)

rpm -q --last [パッケージ名] | wc -l

5. インストールされているパッケージの総数を確認(Debian系)

dpkg -l | wc -l

まとめ

パッケージのインストール日時は、セキュリティ対策やトラブルシューティング、システムメンテナンスにおいて重要な情報源です。特定のディストリビューションに依存したコマンドを理解していると、より効率的なシステム管理が可能になります。

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