この記事では、SQLでよく使用されるJOINの一種である「FULL OUTER JOIN」に焦点を当てます。FULL OUTER JOINを使うことで、異なるデータソースからのデータを統合することが可能です。具体的なSQLコード、データテーブル、その解説を通じて、このテクニックの使い方を探ります。
目次
FULL OUTER JOINとは?
FULL OUTER JOINは、二つのテーブルのすべてのレコードを統合するSQLの機能です。一方のテーブルにしか存在しないデータも取得することができます。これは、複数のデータソースを一つにまとめる際に非常に有用です。
基本的な構文
基本的なSQLのFULL OUTER JOINの構文は以下のようになります。
SELECT columns
FROM table1
FULL OUTER JOIN table2
ON table1.column = table2.column;
具体的な使用例
以下は、実際のデータテーブルとそれを用いたFULL OUTER JOINの例です。
使用するデータテーブル
ID | Name | Age |
---|---|---|
1 | John | 28 |
2 | Alice | 24 |
3 | Bob | 22 |
ID | Name | Salary |
---|---|---|
1 | John | 50000 |
4 | David | 45000 |
FULL OUTER JOINの実行例
SELECT Employee.ID, Employee.Name, Employee.Age, Salary.Salary
FROM Employee
FULL OUTER JOIN Salary
ON Employee.ID = Salary.ID;
このクエリによって、以下のような結果テーブルが生成されます。
ID | Name | Age | Salary |
---|---|---|---|
1 | John | 28 | 50000 |
2 | Alice | 24 | NULL |
3 | Bob | 22 | NULL |
4 | David | NULL | 45000 |
まとめ
FULL OUTER JOINは、異なるデータソースからのデータを統合する際に非常に役立つ機能です。実際のデータテーブルを用いた具体的な例を通じて、その使い方とメリットを理解することができたでしょう。特に、一方のテーブルにしか存在しないデータも統合できる点は、多様なデータ解析の現場で非常に有用です。
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