この記事では、SQLにおけるINNER JOINの基本的な使い方とその具体的な例について解説します。INNER JOINは、複数のテーブルを連結する際に非常に頻繁に使用されるSQLの命令です。この記事を通じて、INNER JOINの概念と具体的な使用例を理解し、自分のプロジェクトに活かすことができるでしょう。
目次
INNER JOINとは?
INNER JOINとは、SQLで複数のテーブルを連結するための命令の一つです。この連結は、指定したキー(通常は列)に基づいて行われます。具体的には、JOINするテーブルの指定された列が一致する行だけが結果として出力されます。
基本構文
SELECT columns
FROM table1
INNER JOIN table2
ON table1.column = table2.column;
具体的な例で学ぶINNER JOIN
サンプルデータ
データベースには「employees」テーブルと「departments」テーブルが存在すると仮定します。
employees | department_id |
---|---|
John | 1 |
Susan | 2 |
Tom | 2 |
Alice | 3 |
departments | id |
---|---|
HR | 1 |
Engineering | 2 |
Sales | 3 |
INNER JOINの実行
上記のテーブルを用いて、INNER JOINを実行します。
SELECT employees.*, departments.department
FROM employees
INNER JOIN departments
ON employees.department_id = departments.id;
実行結果
Name | department_id | Department |
---|---|---|
John | 1 | HR |
Susan | 2 | Engineering |
Tom | 2 | Engineering |
Alice | 3 | Sales |
まとめ
INNER JOINは、複数のテーブルを効率よく連結するためには欠かせない命令です。今回の記事で解説したように、基本構文を理解し、サンプルデータを用いて具体的な操作を試してみると、さまざまなケースでINNER JOINを活用する道が広がります。今後もSQLスキルを磨き、より高度なデータ処理を目指しましょう。
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