この記事では、SQLにおけるJOINの使い方とその種類について詳しく解説します。JOINはテーブル同士を繋げる際に非常に便利なコマンドであり、データベース操作においては必須のスキルと言えます。この記事を通じて、基本的な使い方から応用テクニックまで身につけていきましょう。
目次
JOINとは何か?
JOINとは、複数のテーブルから特定の条件に基づいてデータを結合するSQLの一機能です。これにより、分散して保存されたデータを一つのテーブルとして操作できるようになります。
基本構文
基本的なJOINの構文は以下の通りです。
SELECT column1, column2, ...
FROM table1
JOIN table2
ON table1.column = table2.column;
JOINの種類
SQLにはいくつかの種類のJOINがあります。それぞれの特徴と使い方を見ていきましょう。
INNER JOIN
INNER JOINは、結合するテーブルの共通のレコードのみを返します。
SELECT column1, column2, ...
FROM table1
INNER JOIN table2
ON table1.column = table2.column;
商品ID | 商品名 | カテゴリ |
---|---|---|
1 | りんご | フルーツ |
2 | バナナ | フルーツ |
LEFT JOIN
LEFT JOINは、左テーブルのすべてのレコードと、右テーブルの一致するレコードを返します。一致しない場合はNULLが返されます。
SELECT column1, column2, ...
FROM table1
LEFT JOIN table2
ON table1.column = table2.column;
商品ID | 在庫数 |
---|---|
1 | 100 |
2 | 50 |
RIGHT JOIN
RIGHT JOINは、LEFT JOINとは逆で、右テーブルのすべてのレコードと、左テーブルの一致するレコードを返します。
SELECT column1, column2, ...
FROM table1
RIGHT JOIN table2
ON table1.column = table2.column;
FULL OUTER JOIN
FULL OUTER JOINは、すべてのレコードを返します。一致するレコードがない場合は、NULLが返されます。
SELECT column1, column2, ...
FROM table1
FULL OUTER JOIN table2
ON table1.column = table2.column;
まとめ
この記事で紹介したJOINの各種類は、データベース操作において頻繁に使用されるものです。特にINNER JOINとLEFT JOINは、日常的なデータ抽出に非常に便利です。理解と習得を急ぎましょう。
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