この記事では、クラウドデータベースの選定とそのモデリングに焦点を当てます。クラウドデータベースの種類、選定のポイント、SQLを用いたデータモデリングの基本を具体例を交えて解説します。
目次
クラウドデータベースの種類
クラウドデータベースは大きく分けて、リレーショナルデータベースとNoSQLデータベースの2種類があります。
リレーショナルデータベース
データは表形式で格納され、SQL(Structured Query Language)が用いられます。主な製品にはMySQL、PostgreSQLなどがあります。
NoSQLデータベース
データはJSON形式やK-V形式などで格納され、SQLが使えないことが多いです。主な製品にはMongoDB、Cassandraなどがあります。
種類 | 主な製品 | 特徴 |
---|---|---|
リレーショナルデータベース | MySQL, PostgreSQL | SQL利用、表形式 |
NoSQLデータベース | MongoDB, Cassandra | SQL不可、非表形式 |
クラウドデータベースの選定
選定にあたっては、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。
スケーラビリティ
データが増えたときに柔軟に対応できるかどうか。
コスト
初期費用、ランニングコストを考慮する。
セキュリティ
データ保護、暗号化の対応。
選定ポイント | 詳細 |
---|---|
スケーラビリティ | データ増加に柔軟 |
コスト | 初期費用とランニングコスト |
セキュリティ | データ保護と暗号化 |
SQLによるデータモデリング
テーブル設計
データモデリングにはテーブル設計が不可欠です。
CREATE TABLE 社員 (
社員ID INT PRIMARY KEY,
名前 VARCHAR(100),
部署 VARCHAR(100)
);
正規化
冗長性を排除し、効率的なデータベースを作るプロセスです。
CREATE TABLE 部署 (
部署ID INT PRIMARY KEY,
部署名 VARCHAR(100)
);
CREATE TABLE 社員 (
社員ID INT PRIMARY KEY,
名前 VARCHAR(100),
部署ID INT,
FOREIGN KEY (部署ID) REFERENCES 部署(部署ID)
);
まとめ
クラウドデータベース選定では、スケーラビリティ、コスト、セキュリティがポイントです。SQLによるデータモデリングでは、テーブル設計と正規化が重要です。適切な選定とモデリングを行うことで、効率的なデータ管理が可能となります。
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