SQLとMongoDBのセキュリティ設定とベストプラクティス

この記事では、データベースのセキュリティ設定に焦点を当て、特にSQLとMongoDBにおけるベストプラクティスについて解説します。攻撃からデータを保護する方法や設定の詳細、それに関連する機能とサービスについて、具体的かつ実用的な情報を提供します。

目次

SQLのセキュリティ設定

認証と認可

SQLデータベースでは、認証と認可が基本的なセキュリティ対策です。認証はユーザーがシステムに対して「自分は自分である」と証明するプロセスであり、認可はそのユーザーが何をしていいのかを制限する設定です。


GRANT SELECT, INSERT ON database.table TO ‘username’@’hostname’;

ロールベースのアクセス制御

複数のユーザーまたはアプリケーションがデータベースにアクセスする場合、ロールベースのアクセス制御(RBAC)を使用すると便利です。


CREATE ROLE ‘read_access’;
GRANT SELECT ON database.table TO ‘read_access’;

暗号化

データベースのデータを暗号化することで、不正アクセスやデータ漏洩のリスクを低減できます。

データ暗号化

データそのものを暗号化する方法です。


— SQL Serverの場合
ALTER TABLE table_name
ADD column_name VARBINARY(MAX)
ENCRYPTED WITH (ENCRYPTION_TYPE = ‘DETERMINISTIC’,
ALGORITHM = ‘AEAD_AES_256_CBC_HMAC_SHA_256’,
COLUMN_ENCRYPTION_KEY = key_name);