WSUSのデータ容量は日々大きくなります。本記事を見ている方は、WSUSサーバークリーンアップウィザードを実行しても思うようにデータ容量が減らなくて辿り着いたのではと思われます。容量を減らす方法をなるべく簡単に解説していきます。
WSUSのデータが何故減らないのか!
まずは減らない理由ですが、単純でWSUSクリーンアップウィザードでは拒否済になっている更新プログラムしか削除されません。
具体的にはWSUSクリーンアップウィザード内の「不要な更新ファイル」にチェックをすると拒否済に設定された更新プログラムが完全に削除される仕様になっているのです。そのため、マニュアルで拒否済に設定してあげる必要があります。
「優先」を表示させる
Update Servicesを立ち上げて、すべての更新プログラムを開きます。承認を「拒否された更新以外すべて」とし状態を「任意」にして更新プログラムを表示させます。
規定には無い「優先」という列を増やします。上のバーを右クリックして「優先」を選択します。下図のようにピラミッド型のアイコンが表示されれば正解です。
拒否済の設定を行う
アイコンで状態を判別して拒否済の設定を行います。
下のアイコンは、最新の更新プログラムという意味です。拒否済にしません。
下のアイコンは、新旧の更新プログラムが存在している状態です。最新版だけあれば良いので拒否済に設定します。
下のアイコンは、最も古い更新プログラムです。最新版だけあれば良いので拒否済に設定します。
選択しやすいように最上位のピラミッドマークをクリックしてソートします。
を選択して、右クリックをして「拒否」を選択します。(Shiftキーを押しながらだと複数選択可能)
WSUSサーバークリーンアップウィザードを実行して削除
拒否済にした更新プログラムを削除しましょう。
WSUSサーバークリーンアップウィザードを開き「不要な更新ファイル」にチェックをして実行すると、先ほど拒否済にした更新プログラムが完全に消去され容量が削減されます。
容量を増やさないWSUSの設定については、以下の記事に纏めてありますので、よろしければご参照ください。
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