メールマーケティングで大きな成果を狙うなら、ステップメールの導入は欠かせません。見込み客との信頼関係を育むことで、売り上げや顧客満足度をアップさせる大きなチャンスが生まれます。ここでは、める配くん・さぶみっと・【ブラストメール(旧ブレインメール)】・WiLL Mail(ウィルメール)を例に挙げながら、具体的な事例やメリット、さらには体験談を交えてご紹介していきます。
ステップメールとは何か
ステップメールとは、あらかじめ設定したシナリオに沿って、特定のタイミングで自動的に配信されるメールのことです。新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客のファン化、定期的なアップセルの促進など、多彩な活用シーンがあります。
ステップメールの具体的な流れ
ステップメールは、例えば以下のような流れで設定します。
顧客の登録タイミング
顧客がメールマガジンに登録したタイミングをトリガーとして、最初のメールが配信されます。トリガーは、登録フォームの送信や資料請求フォームの送信など、さまざまな方法で設定できます。
ステップ配信スケジュール
登録から1日後にウェルカムメールを送り、3日後には商品やサービスの詳細を紹介するメールを送付、7日後には限定キャンペーンの案内を送るといった具合に、あらかじめ配信の順番と間隔を細かく決めていきます。
ステップメール導入で得られるメリット
める配くんの特徴と導入事例
める配くんは、2002年からの長い運用実績を誇る株式会社ディライトフルのクラウド型メール配信サービスです。無料プランから大規模向けプランまで用意され、直感的な操作とステップメール配信機能が評価されています。
める配くんの主な機能
HTMLメール作成が簡単
HTMLの知識がなくても、エディターを使ってスムーズにメールのデザインができます。画像や見出しをドラッグ&ドロップで配置し、ステップメールのテンプレートを組み合わせるだけでもプロのようなメールを送れます。
ステップメールとターゲット配信
事前にシナリオを設定し、顧客属性や登録タイミングに応じてステップメールを送信できます。たとえば、新規登録から7日後に「おすすめ商品クーポン」を送るといった細やかな設定が可能です。
以前、セミナーに集客するためのステップメールを運用したとき、める配くん
料金プランの比較表
プラン名 | 初期費用 | 月額費用 | 登録アドレス数 | 月間配信数 |
---|---|---|---|---|
める配フリー | 0円 | 0円 | 120件 | 500通 |
める配ライト | 8000円 | 1980円 | 5000件 | 30000通 |
める配7 | 8000円 | 2880円 | 7000件 | 42000通 |
める配10 | 8000円 | 5000円 | 10000件 | 60000通 |
める配20 | 8000円 | 9800円 | 20000件 | 120000通 |
める配くん の活用事例
個人事業主の事例
個人でオンライン講座を運営している方がフリープランで試用し、ステップメールを活用して受講生の満足度を向上。
会員登録直後に無料動画を案内し、その後のメールで有料プランへ誘導したところ、月単位で売り上げが倍増したとのことです。
企業・団体での事例
登録フォームで集めたメルマガ会員に対して、イベントや新商品の情報を段階的に配信。イベントに関するお問い合わせ率が向上し、導入企業からも「サポート対応が迅速で助かる」と評判を得ています。
さぶみっと!メール配信 の特徴と導入事例
さぶみっと!メール配信
さぶみっと!メール配信 の主な機能
HTMLメール作成の手軽さ
直感的に使えるエディターが用意されているため、HTMLの専門知識がなくても視覚的にメールのレイアウトを構築できます。
ターゲット配信と効果測定
登録された読者の属性や興味関心に応じて、条件を絞り込んだメール送信ができます。開封率やクリック数などのデータを可視化し、PDCAサイクルを回しやすい環境が整っています。
料金プランのポイント
プラン名 | 月額費用 | 登録アドレス数 | 月間配信数 |
---|---|---|---|
ライトプラン | 1287円 | 1000件 | 1000通 |
ベーシックプラン | 2860円 | 6000件 | 50000通 |
ブロンズプラン | 4290円 | 10000件 | 100000通 |
14日間の無料トライアルを体験したとき、読者管理の画面レイアウトがシンプルで、ステップメールの配信予約もスムーズでした。サポートデスクに問い合わせた際の対応が親切で好印象でした。
さぶみっと!メール配信 の活用事例
イベント告知やサークル活動の連絡に利用
従来はSNSで告知していたが、投稿が埋もれてしまう課題を抱えていたところ、ステップメール形式で連絡するように変更。結果、活動参加率が改善し、新入会員の初期定着にも役立ったとの声があります。
【ブラストメール(旧ブレインメール)】 の特徴と導入事例
【ブラストメール(旧ブレインメール)】
【ブラストメール(旧ブレインメール)】 の主な機能
高い到達率を実現
複数のIPアドレスを活用し、SPFレコードやDKIM署名などの迷惑メール対策を万全に施しています。到達率が高いほど、メルマガやステップメールの成果も期待できます。
分析機能の充実
開封率やクリック率の測定をリアルタイムで行い、細やかなデータを管理画面から把握できます。ステップメールの離脱率や開封タイミングを見極めながら、配信シナリオを最適化可能です。
【ブラストメール(旧ブレインメール)】 の料金
【ブラストメール(旧ブレインメール)】
導入事例の声
費用対効果を重視する企業や官公庁、教育機関で多く導入されています。大量のリストを扱う必要がある機関では、配信エラーや到達率の問題が起こりがちですが、【ブラストメール(旧ブレインメール)】
WiLL Mail(ウィルメール) の特徴と導入事例
WiLL Mail(ウィルメール)
WiLL Mail(ウィルメール) の主な機能
直感的なHTMLメール作成
プログラミング知識がなくても、スマートフォン対応のレスポンシブデザインを簡単に作成できます。デザイン重視のプロモーションメールや、ブランドイメージを強調したメールなど、見栄えを重視した配信が可能です。
私がECサイトの運営サポートを担当していたとき、WiLL Mail(ウィルメール)
分析機能とデータ連携
開封率、クリック率の測定はもちろん、ヒートマップ分析やGoogleアナリティクスとの連携も行えます。ECサイトのカート画面までの離脱率を細かく分析して、ステップメールの文面を調整するなど、データを使った改善がしやすいです。
WiLL Mail(ウィルメール) の料金プラン
プラン名 | 月額費用 | 主な特徴 |
---|---|---|
シンプルプラン | 4000円から | 手元のリストをもとに手軽に配信 |
プレミアムプラン | 10000円から | 外部システム連携、ステップメールなどを含めた高度な運用 |
導入事例と評判
大手転職サイトやECサイトの事業者など、多様な企業での利用実績があります。デザイン重視のプロモーションやクーポン配信も好評で、サポート体制も丁寧と評判です。
セキュリティ対策が万全な点や、2要素認証による不正ログイン防止策も導入しており、個人情報を扱うサイトでも安心して利用できます。
ステップメール導入成功のポイント
配信シナリオの設計
目的に合わせたステップメールのシナリオ設計が大切です。ユーザーがどんなタイミングでどんな情報を求めているのかを考えながら、適切なメールを用意しましょう。
例:初回接触から購入までのシナリオ
1日目:自己紹介やサービス概要
3日目:お試し利用やクーポンの案内
5日目:具体的なメリットや利用者の声を紹介
7日目:購入締め切りがあるキャンペーンの案内
配信内容の継続的な改善
ステップメールは一度作ったら終わりではありません。開封率やクリック率をチェックしながら文章を改善し、ユーザーの反応に合わせてシナリオをブラッシュアップすることが成功のカギです。
私の経験上、ステップメールは最初から完璧に仕上げるのが難しいため、まずは配信を開始してデータを見ることが大切ですね。意外なポイントで読者が反応してくれたり、反応がいまひとつな部分が見えてきたりするので、そこで改良を繰り返すと効果が高まります。
導入時の注意点
コストと必要機能の見極め
複数のプランが存在しますが、現時点で必要な機能を把握し、見込み客の数や配信規模に合ったプランを選ぶのが重要です。メール配信システムは上位プランほど豊富な機能が備わっていますが、最初からすべてを使いこなせるとは限りません。
リストの品質と管理
高性能なメール配信システムを導入しても、リストの品質が低ければ開封率やクリック率を高めることは難しいです。ステップメールでは特に、読者が本当に興味を持っているかどうかが成功の分かれ道になります。
かつて、購入検討意欲が低いリストばかりにステップメールを配信してしまい、開封率が大幅に下がった経験があります。とはいえ、配信内容をしっかりブラッシュアップして、本当に興味を持ってもらえるよう訴求を変えてみたら、最後には目標を大きく上回る成果を得られました。
まとめ:自社に合ったシステムでステップメールを最大活用しよう
める配くん
大切なのは、目的を明確にし、自社のステップメール戦略に合ったシステムを選ぶことです。最初は無料プランやお試し期間を利用して、使い勝手やサポート体制を確認すると良いでしょう。そして運用を重ねる中で得られるデータを活用し、ステップメールを常にアップデートすることで、顧客との信頼構築とビジネス成長を同時に実現していきましょう。
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